東京東部労働組合【公式】ブログ

全国一般東京東部労働組合の記録

市進支部 第32回団体交渉

2016年07月15日 15時06分41秒 | 学習塾・予備校

(7月6日の行動でチラシを配布する並木委員長)

7月15日、東部労組市進支部と(株)市進との争議全面解決後初めてとなる第32回団体交渉が新小岩の会社施設で行われました。
会社側からは(株)市進の原園取締役以下5名、組合からは東部労組本部菅野委員長と職場復帰をかちとった市進支部並木委員長と高畑組合員が参加しました。

「51才以降も集団授業を担当させる」ことを明言

まず組合からは、市進の講師の51才以降の労働条件について会社の見解を質しました。
すでに今年2月の団体交渉において、会社は「51才雇い止め規定廃止」・「雇用継続が前提」との趣旨を明言しています。ただ、会社は「職種を転換した上で51才以降の雇用を継続する」としていました。
これに対し、組合は51才以降も少なくとも従来の労働条件を維持したうえで、勤務も従来通りとするべきだ、と要求していました。

そのような中、今回の団体交渉で会社は「51才以降の講師について、当人からの希望に基づき会社が判断し、集団授業1コマを担当させる」との趣旨を明言しました。
これまでの会社の原則(「51才以降の講師に集団授業を担当させることはない」)からの大きな転換です。争議を通じて組合が要求したことの成果です。

年令による労働条件切り下げをやめよ!

ただ、会社は「51才を契機とする労働条件の切り下げ」については維持する、との姿勢を変えてはいません。常勤講師として50才まで勤務し、51才を超えて継続雇用となっても、「嘱託教務社員」への職種転換により賃金が減額されるなど、労働条件が不利益に変更される点はいまだ改善されていません。「年令による一律の労働条件不利益変更に根拠はない」「労働者の生活実態から乖離している」。組合はこの点につき強く改善を求めました。

講師への差別をやめよ!

また組合は、引き続き講師への差別待遇是正を強く求めました。一時金(賞与)・退職金が非正規労働者である講師にはありません。正社員にはある有給の慶弔休暇も講師にはありません。「そういう制度設計だから」との「理由」を会社は繰り返します。まったく理由になってはいません。差別そのものです。
この点、組合は強く抗議しました。これを受け、会社は、有給の慶弔休暇制度創設につき、「検討する」と回答しました。

東部労組市進支部は引き続き、講師が定年まで安心して働き続けられる職場・労働条件の構築、差別待遇の是正を求めて闘っていきます。

市進グループで働くすべての労働者のみなさん!
職場の問題解決のため、働きやすい職場をつくるため、みなさんの力をかしてください。
また、職場で困っていることがあればぜひ東部労組市進支部に相談してください。

【連絡先】
東部労組市進支部
電話 03-3604-5983
メール info@toburoso.org

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東部労組コナカ支部団体交渉... | トップ | 動画特集・ワタミとのたたか... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

学習塾・予備校」カテゴリの最新記事