「辞めたいのに辞めさせてくれない」相談事例の報告（2015年2月分から抜粋）

2015年2月にNPO法人労働相談センターと東京東部労組に寄せられた「辞めさせてくれない」労働相談事例の抜粋報告です。

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「辞めたいのに辞めさせてくれない」相談事例の報告（2015年2月分から抜粋）
NPO法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2015年4月6日

1、 コンビニ経営の会社。勤続10年。休みは週一の夜勤明けの日の19時間だけ。残りは毎日16時間労働。健康保険・雇用保険なども未加入、低賃金で残業代・深夜手当なども一切付かない。社長は日頃からパワハラが酷く、辞めたくても社長のパワハラが怖くて辞められない。

2、 ファミリーマート●●店。深夜シフトもあるのに、深夜割増賃金が支払われていない疑いがあり、賃金明細を請求してもはぐらかされた。そこで退職を申し入れたら、店長から「代りの人が見つかるまで、辞められない」と言われた。

3、 アルバイト。2週間後の退職を届け出た。しかし、社長から「契約書には退職の届けは60日前に提出と書いてある」と契約書を突き付けられた。面接の時に文書にサインを求められたのでサインはしたが、中身は全く説明もなく、読んでもいない。

4、 パートで勤続7年間。正社員の働き口が見つかったので、退職を申し入れたが、「あなたが居なくなったら、あなたしかできない重大なネットワークの管理が止まってしまう」と辞めさせてくれない。

5、 入った会社が酷い会社なので、一週間後、電話で退職を申し入れたら「お前飛んだら家行くぞ、実家にも行くぞ。東京に住むことができないようにしてやる。男なら筋を通せ」と脅してくる。

6、 新しい職場が見つかり、退職願いをだしたが、会社が「あなたの担当業務は誰がやるのか」と退職を認めてくれない。

7、 厨房で働く社員。とにかくオーダーが多くて休憩もなく体が持たない。疲労で倒れて休むと「悲劇のヒーローじゃないんだ」と罵倒される。「辞めたい」と言っても「辞めさせないから」「やりたいこともないのに辞めたいなんて言わないほうがいい」と言われた。セクハラもある。

8、 保険会社。賃金も低く、生活も苦しいので退職を申し入れたら、部長から呼びつけられ「給料が低いのは会社のせいか」「頑張ると言っていたのに」「人としてどうなんだ」と罵倒された。辞めることが、人として否定されるような犯罪なのでしょうか。強い憤りを覚える。

9、 大学の研究室にパートとして雇用された。一日6時間契約のはずなのに、「裁量労働だ」と言われ、毎日朝10時から夜10時まで働かされている。契約書には「裁量労働」とは全く記載されていない。明らかな契約違反なので、こちらから「契約解除」をしたいが可能か。

10、 女性社員。12月から2月まで、休憩もなく、一日も休ませてくれない。退職届を出したが、受理してくれない。

11、 ゲームセンターでアルバイト。3か月前に「辞めさせてください」と言ったら、会社から「人手不足なので、もう少しだけ居てくれないか」とお願いされたので、それを受け入れた。2ヶ月後、再び退職を申し入れたら、突然職場全体から無視されるなどのいじめが始まった。

12、 職場の環境が原因でうつ病になり傷病休暇中。転職を考えているが、会社から「退職するなら傷病休暇は認めない」と言われた。

13、 結婚退職をしたいと申し入れたら「勝手に決めるな」「結婚しても辞めないと言っただろ」「次の人が入るまで勤めないのは、社会人としては失格だ」「お前は子供ができてもママ友とだってうまくやっていけない」「ワガママな子供と一緒だ」と言ってくる。

 

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