9月24日、東部労組フロラシオン青山支部と公立学校共済組合・同東京支部との第3回団体交渉がフロラシオン青山内の会議室で行われました。
共済組合側は5名が出席。組合側は東部労組本部菅野委員長、フロラシオン青山支部組合員20名以上が腕章・ハチマキを着用して臨みました。
共済組合側は相変わらず、閉鎖撤回について拒否回答。そして閉鎖撤回に代わる雇用確保策として「共済組合東京支部、他支部への配転」を改めて提示。それにつき、「当該支部・事業所に直接働きかけている」と回答しました。
フロラシオン青山には期間の定めのない「正職員」(正社員)に加え、1年の有期雇用である「契約職員」が働いています。働き方・仕事は正職員と何ら変わりません。フロラシオン青山支部にも契約職員の組合員が加入しています。組合は非正規労働者であるこの契約職員も「雇用確保策」の対象になるのかを共済組合に質しました。共済組合の回答は「契約職員は対象外」というものでした。
その「理由」は・・・
「契約職員と正職員は待遇が違う」「正職員の雇用確保が第一」「(契約職員は)もともとそういう契約だから」
まさに非正規労働者への差別に他ならない「理由」です。なぜ、契約職員だから雇用を確保しなくてもいいのでしょうか。同じ職場で長年働いてきたのは正職員も契約職員も同じです。職場を失うことで生活を破壊されるのは正職員も契約職員も同じです。「契約が違うから」という「理由」で処遇に格差を設けるのは差別以外の何者でもありません。しかも、契約職員は公立学校共済組合の組合員でもあります。
「いっしょに働いてきた同じ仲間だ。差別は許せない!」「そんな差別を前提とする雇用確保策は解決案ではない!」。怒りの声が組合員から次々と上がりました。しかし共済組合側はピンときている様子ではありません。「なぜ格差を設けてはいけないのか」「なぜこんなに怒られなければいけないのか」、そんな表情です。そして「契約が違うから」「正職員の雇用確保が第一」などと繰り返すのみです。「だったら正職員として新たに雇用しろ!」怒りの声が契約職員の女性組合員から上がりました。
そもそも、労働者の生活を一顧だにせず職場であるフロラシオン青山の閉鎖を一方的に決定したのは共済組合の側です。それを居直り、正職員と契約職員を分断するようなやり方は許されるものではありません。組合は差別を選定とする「雇用確保策」は受け入れられない旨を表明し、改めて閉鎖撤回を強く求めました。
公立学校共済組合・東京支部は非正規労働者を差別するな!
職場と雇用を奪うな!
フロラシオン青山の閉鎖をただちに撤回せよ!
フロラシオン青山利用者のみなさん!地域住民のみなさん!全国のみなさん!
閉鎖撤回をかちとるため、さらなるご支援・ご協力をお願いいたします!
閉鎖撤回の声を公立学校共済組合・同東京支部に集中してください!
■公立学校共済組合(玉井日出夫理事長)
・東京都千代田区神田駿河台2-9-5
・電話:03-5259-0011(代表)
■公立学校共済組合東京支部(比留間英人支部長)
・新宿区西新宿2-8-1 都教育庁福利厚生部内
・電話:03-5320-6812
閉鎖撤回を求める署名にご協力をお願いいたします!
■署名用紙を下のURLからダウンロードしていただき、印刷・署名の上、以下の宛先までお送りください。
http://www.toburoso.org/floracion-shomei.pdf
【署名送り先】
全国一般東京東部労組 宛
〒125-0062
東京都葛飾区青戸3-33-3 野々村ビル1階
ファックス 03-3690-1154