9月3日、会社から解散・清算攻勢をかけられている韓国サンケン労組を支援する会の結成集会が、文京区民センターで開かれ、東部労組より3名が出席し、国際連帯を確かめあいました。
韓国サンケン労組の闘いは、3年前東部労組も支援し、当該組合員たちは解雇撤回・職場復帰を果たしました。職場に復帰してからも、設備投資も充分になされない職場で、休業をくり返しつつも、会社との労使協定に基づき操業を継続してきました。
ところが、今年7月、親会社であるサンケン電気が突然、業績不振を理由として、韓国サンケンの解散・清算を、現地社長にも知らせないまま、ホームページで発表。一方で、サンケン電気は、2年前、韓国に別の子会社を秘密裏に立ち上げ利益を振り替えていたのです。
これは、明らかに組合つぶしを意図した解散・清算であり、不当労働行為です。
韓国サンケン労組の仲間たちは、協定に反するものとして、記者会見や社前での座り込み、主要な街頭での抗議アピールを展開し、解散と解雇の撤回を求め果敢に闘っています。
結成集会では、中島由美子・全国一般東京南部委員長の司会で進行、共同代表を務める渡邉洋・全労協議長の主催者あいさつ、チョンジュキョ・全国金属労組副委員長によるビデオメッセージ上映、日韓民衆連帯委員会の尾沢孝司さんからの経過報告、ビデオによるこれまでの闘争報告、日本側から5人の連帯あいさつがそれぞれなされ、ウェブで韓国サンケン労組の仲間たちから双方現地中継による決意表明を受け、会場との連帯を深めました。
当面の行動としては、9月10日(木)を皮切りに毎週木曜日、埼玉県志木市のサンケン電気本社前・志木駅頭各情宣、東京都豊島区にある同東京事務所前で抗議・要請行動を実施することを確認。鳥井一平・中小労組政策ネットワーク事務局長の閉会あいさつと渡辺学・全国一般東京南部書記長による団結ガンバローで締めくくり、盛況理に集会を終えました。