「辞めたいのに辞めさせてくれない」相談事例の報告（2013年12月分から抜粋）

写真・次代を担う労働講座－報告東部労組菅野委員長（2013年9月4日）より

 

2013年12月にNPO法人労働相談センターと東京東部労組に寄せられた「辞めたくても辞めさせてくれない」労働相談事例の抜粋報告です。

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「辞めたいのに辞めさせてくれない」相談事例の報告（2013年12月分から抜粋）
NPO法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2014年2月3日

１、ＩＴ企業。子育ての為、地方の実家に生活の拠点を移すことにして退職願いを出したが、会社から「他社との請負契約の仕事が残っているからダメ」「今やめるなら懲戒処分とする」「商法を楯に法的処分をとる」と脅され、退職を延期させられた。

２、派遣社員。派遣先の上司が些細な事でもヒステリー的に罵倒して怒ってくる。昼休みもくれないので、この派遣先を辞めたい（代わりたい）と派遣会社に言ったが拒否された。

３、結婚を機に「準社員は夜勤も残業も無い。土日祝日休める」と勧められたから、正社員から準社員になった。しかし、実際には土日の休みは１日も無いし、夜勤のシフトも入れられる。退職を申し入れたが「人手が足らないからダメ」と認めてくれない。

４、来年３月までの有期契約社員。期間が満了したら退職するつもりだが、会社が無理矢理更新を強要してきそうで心配だ。

５、準社員。賃金を勝手に下げられたので、退職届をだしたら、目の前で退職届をシュレッダーにかけられた。

６、 アパレル販売店でアルバイト。退職が決まっているのに、退職後のシフトを入れてきて「もう本社にもシフトを送ってしまったから仕事に来てもらわないと困る」と言ってきた。不安で堪らない。

７、 小売店でパート。何度か退職したい旨を申し出ると「代わりになる人を二人連れてきたら認めてやる」と言う。不眠など心身に異常をきたす有様。

８、 コンビニでパート。目眩、吐き気、頭痛に悩まされ、医師から早急に仕事を辞める事を勧められので、退職を申し入れた。店長は「貴方が辞めたら、他のスタッフが休めなくなるからダメ」と言う。

９、 アルバイト。母の介護が必要となり、どうしても辞めるしか無くなったが、「シフトが決まっているから辞められない」と辞めさせてくれない。

１０、 大学生。スーパーでアルバイト。「就職活動が忙しいので辞めたい」とお願いしたが「常識が無い、伝え方が悪い」と取りあってくれない。

１１、 コンビニでアルバイト。他のスタッフから挨拶をしないなど無視やいじめが始まる。辞めたいと言ったが店長は威圧的に「迷惑かける自覚があるのか。今すぐ辞めるなど許さない」と言う。

１２、 ヘルスで働く女性。お客が減り「辞めたい」と告げたが認めてくれない。

１３、 基本給が勝手に５千円下げられていたので退職届を提出したが「急の退職は認めない。辞めるなら今月の給料は払わない。有給休暇も認めない」と上司が言う。

１４、 大学を卒業して４月に入社した会社。長時間労働、極度の男尊女卑・・・が辛く適応障害を起こし病気欠勤を続けている。郵便で退職届を送ったが、保留扱いされている。

 

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