【シグマベンディングサービスとの闘い】
熱中症死亡労災裁判・第2回口頭弁論の報告
熱中症死亡労災裁判・第2回口頭弁論の報告
コカ・コーラ自販機の補充・配送会社シグマベンディングサービスで熱中症労災により死亡した労働者の遺族が会社を提訴した裁判の第2回口頭弁論が9月2日に東京地裁で開かれ、遺族が加入する全国一般東京東部労組や友好労組の仲間が支援の傍聴に取り組みました。
*【写真】は亡くなった労働者の遺影を抱えて裁判所に入る遺族
今回の裁判で、遺族側は労働者が熱中症で死亡したのは会社の安全配慮義務違反が原因だったとし、労働者の命を奪った責任を果たすよう求めています。これに対して会社側は労働者の業務は「軽い運動」の部類に属するものであるとして安全配慮義務違反はないと主張しています。
しかし、会社は亡くなった労働者を夏の炎天下にエアコンを切ったトラックの助手席で長時間待機させ、自販機間のルートを徒歩により移動させていました。けっして「軽い運動」などではありません。生前、労働者は徒歩で移動することをやめさせてもらうよう上司に相談しましたが、「我慢しろ」と言われました。会社の安全配慮義務違反は明らかです。
近年の異常な猛暑では熱中症労災はどこの職場でも起きる可能性があります。シグマベンディングサービスの遺族の闘いをよってたかっての支援で勝利させ、あらゆる職場で熱中症対策を取るよう求めていきましょう!
次回(第3回)の口頭弁論は12月20日(金)午前11時30分から東京地裁7階の705号法廷で開かれます。引き続き支援の傍聴をよろしくお願いします!