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【シグマベンディングサービスとの闘い】遺族と弁護団が熱中症死亡労災の現場を視察

2024年08月08日 14時52分17秒 | シグマベンディングサービス熱中症死亡労災との闘い
【シグマベンディングサービスとの闘い】
遺族と弁護団が熱中症死亡労災の現場を視察

コカ・コーラ自販機の補充・配送会社シグマベンディングサービスで発生した熱中症死亡労災について、全国一般東京東部労組に入って会社との裁判を闘っている遺族、弁護団、東部労組本部役員らが8月8日午前、死亡した労働者が当日働いていた埼玉・大宮の現地を視察しました【写真】。

同社のドライバー助手だった労働者は2020年8月13日に働いた直後に熱中症で倒れ、その後に入通院治療にあたってきましたが、2021年12月に死亡しました。労働者のお連れ合いとお兄さんは遺族として東部労組に加入し、会社に団体交渉で謝罪や補償、再発防止などを求めてきましたが、会社の不誠実な対応を受けて今年3月に東京地裁に提訴しました。

この日の現地視察は、労働者が倒れた当時の状況を確認するため、弁護団の玉木一成弁護士と梶山孝史弁護士が遺族らと同行し、労働者が仕事を開始した午前8時45分から実施しました。

労働者は自販機と自販機の間のルート全体を徒歩で移動させられていたことから、この日も実際のルートを歩きました。気温を測定したところ当時よりも低い気温でしたが、それでも歩いている最中の暑さは体にこたえ、労働者が過酷な状況で働いていたことが実感できました。

会社は裁判で労働者が日陰で休んでいたなどと主張していますが、現場には日陰などほとんどなく、自販機への飲料の補充中もエアコンを切った車内で待機させられていたことから、労働者の身体に与える負担がいかに大きいかがわかりました。会社が安全配慮義務を怠った結果、労働者の命を奪ったのは明らかです。

次回(第2回)の裁判期日は9月2日(月)午前11時30分から東京地裁5階の522号法廷で開かれます。

殺された労働者の無念を晴らす裁判闘争に遺族とともに勝利するため、みなさんのご支援をよろしくお願いします!
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