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(11月9日、東部労組第41回定期大会で報告する市進支部)
組合要求の成果!
会社「『コマ加給』への残業割増不払いを支払う」と回答!
11月20日、東部労組市進支部と(株)市進との第21回団体交渉が市進学院津田沼教室で行われました。会社側からは市進ホールディングス益田専務取締役以下4名、組合からは東部労組本部役員と市進支部並木委員長はじめ9名が参加しました。
■不当雇い止めを許さない!市進はこれ以上争議を拡大するな!
はじめに、組合は昨年・今年と2年連続で不当雇い止めされた4名の職場復帰を求めました。これに対する会社の回答は相変わらず。「雇い止めは撤回しない」というものでした。「東京都労働委員会・裁判で係争中だから」というのがその理由のようです。「団体交渉で自主的に解決を図れ」。組合は抗議の上、あらためて強く職場復帰を要求しました。
また、前回の団体交渉でも強く求めた来年51才を迎える並木委員長、大原副委員長の雇用継続につき、あらためて会社に確認しました。
市進には「契約の更新は50才が最後」という趣旨の就業規則の規定があります。組合は結成以来、同規定の撤廃を求めています。しかし会社は前回の団体交渉での回答同様、並木さん、大原さんについてもこの規定を適用するとした上で、「雇用継続については、適性、必要性に応じて判断する」旨回答しました。
会社の態度は依然としてはっきりしません。昨年・今年・そして来年と、3年連続で組合員に対する不当な雇い止め解雇を強行しようというのでしょうか。もしそうだとしたらまさしく組合つぶしに他なりません。組合は雇用継続を強く求めるとともに、雇い止め解雇が強行された場合には断固闘う旨、あらためて強く表明しました。
■「残業は1分単位で」周知文書についての会社対応の矛盾
前回の団体交渉で組合が指摘した「「残業は1分単位でカウント」周知文書についての会社対応の矛盾。
※ 参考 「市進支部 第20回団体交渉」
http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/58af5167787b35297cabe94ad4e8485c
組合は引き続き、会社対応の矛盾を追及しました。しかし会社の回答は「配布はしている。なぜか組合員のところには届いていないようだ」というもの。これにつき組合は厳しく追及しました。
■「コマ加給」に対する残業割増不払い分の支払いを約束!
続いて組合は、前回の団体交渉で金額を明記した請求書をもって支払いを求めた「コマ加給」に対する残業割増不払い分につき、会社の回答を求めました。
※ 参考
(株)市進に2度目の是正勧告
http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/5146c26bb5fb53d7ec8f085583baeea7
今まで「労基署とは見解が違う」「『コマ加給は恩恵的な手当であって残業割増の対象たる賃金ではない』との認識は変わっていない」などの回答に終始していた会社ですが、この日の団体交渉では、組合員について具体的な金額を提示してきました。割増の対象となる8時間を超える「コマ加給」がそれほど多くないこともあり、金額的には数千円ですが、かたくなに支払いを拒否していた会社の今回の対応の変化は、このかんの組合の運動、柏労基署の指導が会社を追い詰めた結果であると言えます。
また会社は、「対象期間に在籍していた講師300名にも不払い分を支払う」と述べました。
不払い残業代について問題を提起し会社に要求、粘り強い闘いの成果です!
組合員の雇い止め解雇撤回を求める署名を引き続き呼びかけています。ご協力をお願いいたします。
■署名用紙を下のURLからダウンロードしていただき、印刷・署名の上、以下の宛先までお送りください。
http://www.toburoso.org/ichishin-shomei.pdf
【署名送り先】
全国一般東京東部労組 宛
〒125-0062
東京都葛飾区青戸3-33-3 野々村ビル1階
ファックス 03-3690-1154