３／７ 葛飾区労協が15春闘学習集会を開催

写真＝葛飾区労協が開催した15春闘学習集会

３／７　葛飾区労協が15春闘学習集会を開催
東京清掃労組本部・染書記長が清掃事業の非正規問題で講演

東京・葛飾に基盤を置くさまざまな労働組合でつくる地域共闘組織「葛飾地区労働組合協議会」（葛飾区労協）は３月７日、15春闘学習集会を葛飾区勤労福祉会館で開きました。加盟労組の組合員を中心に満員の48人が集まりました。

集会では、林幹事（ＮＴＴ関連合同労組）が司会を務めました。三浦議長（東京清掃労組）のあいさつの後、東京清掃労組本部の染裕之書記長が「良質な公共サービスとしての清掃事業を考える～雇上業界、車付雇上、労供事業、事故防問題を中心に～」と題して講演しました。葛飾地域をはじめ東京東部地域の清掃事業で急速に広がりを見せている労働者供給事業の問題点を、非正規労働者の劣悪な労働条件や無権利化に反対し、公共サービスの質を守る立場から分かりやすく解説し、「今こそ行政・雇上会社・清掃事業に従事する労働者などすべての関係者が良質な公共サービスとしての清掃事業を維持していく観点で向き合わなければならない」と話しました。

その後、葛飾区労協加盟労組である自治労・公共サービス清掃労組昭和支部の渡辺支部長と、葛飾区労協が運営委員に加わる「新運転・事故防ピンハネ返せ訴訟を支える会」の赤岩共同代表から特別アピールを受け、いずれも清掃現場の労働者供給事業で働く人たちの権利を守るための闘いを前進させるための支援を訴えました。

江戸川地区労センター、台東連絡会、みずま雪絵・葛飾区議からそれぞれ連帯のあいさつを受け、葛飾区労協の春闘行動提起として、須田事務局長（全国一般東京東部労組）が向島労働基準監督署との交渉、宣伝行動などをあげました。地域の争議組合として東部労組多摩ミルク支部が登壇し、争議行動の際への支援を呼びかけました。また、東部労組メトロコマース支部の仲間も４月１日に予定しているストライキ抗議行動への支援を要請しました。最後に清水副議長（国鉄労働組合）による閉会あいさつと団結ガンバローで締めくくりました。

東京清掃労組　染裕之書記長講演