「辞めたいのに辞めさせてくれない」相談事例の報告（2013年1月分から抜粋）

2013月1月分にNPO法人労働相談センターと東京東部労組に寄せられた「辞めたくても辞めさせてくれない」労働相談事例の抜粋報告です。

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「辞めたいのに辞めさせてくれない」相談事例の報告（2013年1月分から抜粋）
NPO法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2013年３月8日

１、連日深夜まで残業。時間外、休日割増も有給休暇も無い。疲れ果てて「辞めたい」と伝えると「辞めたら次に働くところがないようにしてやる」と脅してきた。

２、民間の学童で保育士のアルバイト。来月一杯で辞めたいと告げると「家に行くぞ」など強権的に言ってきた。

３、アルバイト。「代わりに働く人を連れてこないと辞められない」と会社はいつまでも辞めさせてくれない。

４、就職活動をしていて、ある会社に契約社員として採用が決まった。その直後一番希望していた別な会社から正社員としての採用の知らせがあり、そちらに決め、最初の会社に連絡すると「損害賠償を請求する」と怒られた。

５、派遣社員。女性。幼い子供がいるため残業の無い約束で入った派遣先が、実際は毎日夜９時までの残業があり、家庭生活も破壊され、肉体的精神的にくたくたになり、退職を告げると「後継がいないので認められない」と言う。

６、物流会社。一ヶ月後の退職願いを提出したら「会社には会社の決まりがある。３ヵ月後まで辞められない。その時も引き継ぎ担当者がいない時は見つかるまで辞められない」と辞めさせてくれない。

７、アパレル販売店。一年目は残業代が出るが、二年目からはない。毎日朝７時には家を出て夜１２時帰宅。売上げが悪いと自腹で買う。辞めたいと伝えると「本社に聞くことは聞くが、すぐには辞められない。一年前に言ってほしかった。」と辞めさせてくれない。

８、ショッピングモールのレストラン。勤続１年の社員。４０日間一日も休みがない連続勤務。暴力、暴言などパワハラも酷く、みんな辞めていき、自分だけが仕事を全部押しつけられて辞めるに辞められない。

９、期間の定めのある契約社員。就業規則では「社員の退職は一ヶ月前に届ける」となっているので、契約社員でも一ヶ月前に届ければ契約途中で辞められるか。

10、典型的なブラック企業。残業代は無い。無給の休日労働。社長の口癖は何かにつけ「損害賠償を請求する」です。実際勤務中遊んでいた社員が「迷惑料」として膨大な慰謝料を払わされたこともあり、退職を告げると訴えてくる可能性が強い。対処法・予防策はあるか。

11、運送会社。配送中の商品破損時は社員の自腹で払う。勤務上の事故の骨折も労災の手続きをしてくれない。入社時の賃金などの雇用契約をまるで守らない。退職届けをだしたが「引き継ぎがいないからだめ」と辞めさせてくれない。

12、法律を守って１４日前に退職届けをだしたが、「後継者を見つけてこい」と辞めさせてくれない。

13、知らない間に個人事業主・委託契約にされていた。不本意なので、期間終了日がきたので、更新はしないと伝えたら「自動更新で契約延長」と言われた。

14、アパレルで販売員。残業や過酷な仕事で、声も出なくなり、上司に退職を告げたら「会社でやる面接を受けろ」と言われた。自分はきっぱりと辞めることを伝えたい。どのように伝えたらいいかぜひアドバイスが欲しい。