写真=7月8日夜に開催した「ストライキ突入!東部労組全溶支部決起集会」
【緊急】7/10 東部労組全溶支部ストライキ抗議アピール行動に結集を!
JRや私鉄のレール溶接を手がける株式会社全溶(本社:東京都練馬区)の労働者で今年1月に結成した全国一般東京東部労組全溶支部は、7月8日夜に行った団体交渉が決裂したため、同日午後9時から本社所属の組合員32人がストライキに突入し、同9日午前6時までの9時間ストライキを1人も欠けることなく貫徹しました。同支部はさらに第2波として7月10日(金)午前6時からの24時間ストライキを決定しました。そして同日午前11時には全溶本社前でストライキ抗議アピール行動を行います。緊急の呼びかけで申し訳ありませんが、皆さんにはアピール行動に1人でも多くの支援参加をよろしくお願いします。
同支部は当初、全溶の東京レールセンター事業所(東京都江東区)で働く10人で結成しましたが、その後本社所属の労働者32人が合流しました。7月8日に行った団交は、本社所属の労働者が初めて参加し、支部組合員39人と本部役員2人で臨みました。組合側の要求は、夏期賞与の増額、過去の手当カットの復活、過去に減らした作業人員の増員など、いずれも労働者の生活と安全を守るための切実なものでした。しかし、会社側はすべての要求にゼロ回答でした。
同社では4年前に沼田昌雄社長が就任して以来、赤字脱却を目的として労働者に犠牲を押しつける形で人件費カットを強行してきました。労働者は生活を守るためにやむなく夜間作業と昼間作業を繰り返す過酷労働を強いられてきました。その結果、会社は黒字化を達成したにもかかわらず、労働者には何の見返りもなく、ひたすら我慢させてきました。今回の会社回答は、労働者の苦しみに何ら応えるものではありません。こうした会社の姿勢に団交では組合員から「みんなの生活をどう考えているのか!」「社長のワンマンにはもう我慢ならない!」「社長の役員報酬を明らかにしろ!」と怒りの声が相次ぎました。ゼロ回答に終始する会社側に対し、組合側はその場でストライキ通告書を手渡しました。
団交後、組合員は別の会場で「ストライキ突入!全溶支部総決起集会」を開き、全員でストライキを貫徹し勝利するまで闘い抜く決意を固めました。その最中にも関東一円でのレール溶接の保守点検の夜間作業が次々とストップし、ストライキの威力を発揮しました。集会では7月10日に第2波ストライキとストライキ抗議アピール行動を実施することも全員で決定しました。第2波ストライキには東京レールセンター事業所の10人を含めた総勢42人のストライキに拡大します。ストライキ抗議アピール行動に皆さんのよってたかっての支援参加をぜひお願いします!
【東部労組全溶支部ストライキ抗議アピール行動】
■日時:2015年7月10日(金)午前11時~午後12時30分頃
■場所:株式会社全溶本社(東京都練馬区東大泉2-11-6)
※ 西武池袋線「大泉学園」駅北口から都道45号を歩いて15~20分
※ 午前10時40分に西武池袋線「大泉学園」駅の改札(1つしかありません)に集合してもらえば、そこに東部労組の腕章をした菅野委員長と全溶支部の中田委員長がいますので、現場まで案内させていただきます。
■連絡先:全国一般東京東部労組(担当:須田)
電話 03-3604-5983
メール info@toburoso.org