写真＝森永乳業東京工場門前でストライキアピール行動を行う組合員ら
動画＝森永乳業下請ドライバーがストライキに決起
動画＝72時間ストライキに突入！多摩ミルク支部（森永乳業東京工場正門）
12／22 東部労組多摩ミルク支部72時間ストライキ突入！
多摩ミルク経営者は固定残業代をやめろ！要員確保せよ！
12／23、24のストライキアピール行動に支援結集を！
東京・葛飾の森永乳業東京工場で下請けとして食品の仕分けや配送などを行っている「多摩ミルクグループ」（多摩共同配送センター、横倉運送、エイチ・ビー・エスの３社）の労働者でつくる全国一般東京東部労組多摩ミルク支部は、12月22日、固定残業代の廃止や要員確保、一時金の支払いなどを求めて72時間（３日間）ストライキに突入しました。
ストライキの理由は、以下の要求を実現するためです。
（１）エイチ・ビー・エス所属の佐々木組合員、木内組合員、田ヶ谷組合員の請求している未払い残業代を全額支払うこと
（２）佐々木組合員、木内組合員、田ヶ谷組合員の固定残業代制度を廃止すること
（３）小島逸成取締役は違法労働で刑事罰を受けたことを反省し、従業員に謝罪すること
（４）森永乳業東京工場出荷事務所や横倉運送の要員を補充すること
（５）山岸副委員長への始末書提出要求を撤回すること
（６）田ヶ谷組合員の公休日不足分を付与すること
（７）65歳以降の雇用を実現すること
（８）冬季一時金（全従業員の平均賃金１カ月分）を支給すること
（９）従業員間の差別をなくすこと
（10）その他
いずれもこれまで団体交渉で何度も要求してきたものばかりです。しかし、会社側は組合員の声にまったく耳を貸そうとしなかったため、1999年に結成した多摩ミルク支部として初めてのストライキを決断しました。
そればかりではなく、多摩ミルクグループの小島取締役は固定残業代制度にからむ長時間労働が労働基準法違反にあたるとして送検・起訴され、すでに刑事罰（有罪）は確定しています。ところが、それでも労働者に謝罪せず、残業代不払いと固定残業代廃止を拒否しているのが多摩ミルク経営者なのです。１年の中でもとくに忙しいクリスマスシーズンにあえてストライキをせざるをえなかったのは労働者の怒りが頂点に達した証拠です。
同日午前11時、森永乳業東京工場の門前で東部労組各支部や友好労組などの支援者らが待ち構えている中、ストライキで仕事を放棄した支部組合員が次々と集まりました。「多摩ミルク支部がんばれー」の声が飛び交い、その場でストライキ突入のアピール行動を行いました。
「多摩ミルク経営者は法律を守れ！」「残業代を払え！」「固定残業代をやめろ！」「要員を確保しろ！」「組合つぶしをやめろ！」「ボーナスを払え！」「ストライキを貫徹するぞ！」などのシュプレヒコールが、宣伝カーのスピーカーを通して大工場に響き渡りました。
支部組合員からは「今までさんざん我慢してきた。もう限界だ！」「ストライキをやるのは不安や迷いもあったけど、ここまで来たら勝つまで闘っていく！」「小島取締役はいい加減にしろ！経営者と結託している第二組合も恥を知れ！」などと怒りの声をあげました。
連帯の発言を受けたのは次のとおり。固定残業代の無効を求めている組合員の裁判を担当している酒田芳人弁護士、東京清掃労組本部、葛飾区労協、みずま雪絵葛飾区議、郵政産業労働者ユニオン、自治労・公共サービス清掃労組、電通労組、全労富士グループ分会、練馬地域ユニオン、ユニオンネットお互いさま、東京清掃労組葛飾支部、プレカリアートユニオン、全石油昭和シェル労組、新運転・事故防ピンハネ返せ裁判原告、宮川敏一・京成労組元書記長。
約２時間でアピール行動を終え、ストライキ中の多摩ミルク支部組合員は東部労組本部で待機していたところ、経営者から12月23日朝８時から団体交渉を行うと連絡がありました。組合は要求実現をあらためて迫り、会社が誠実な回答を行わない場合には予定通り72時間ストライキを貫徹します。その場合には23日と24日にも午前11時から森永乳業東京工場門前でのストライキアピール行動（いずれも２時間程度を予定）を行います。引き続き皆さんのよってたかってのご支援をよろしくお願いします！
【東部労組多摩ミルク支部 ストライキアピール行動】
■日時：2016年12月23日（金）午前11時～午後１時ごろ
同24日（土）午前11時～午後１時ごろ
■場所：森永乳業東京工場門前（東京都葛飾区奥戸１－29－１）
※ ＪＲ新小岩駅東北広場から京成バス（系統：新小53、亀有行き）で停留所「森永乳業」すぐ
※ 京成立石駅入口や京成青砥駅入口から京成バス（系統：新小53、新小岩駅東北広場行き）で停留所「森永乳業」すぐ
■連絡先：全国一般東京東部労組（電話 03-3604-5983、メール info@toburoso.org）
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