写真=マルゴー卸事業部兼社長宅を包囲するマルゴー支部組合員と支援者
「幼い子供を抱えた社員もいるんだ !」アメ横のマルゴー卸事業部兼社長宅へ抗議。
不当解雇を撤回しろ!
東部労組マルゴー支部が不当解雇撤回アピール行動を実施
金子英宏社長は自分だけぜいたくするな!労働者の生活を守れ!
上野・アメ横ガード下でモデルガンなどを販売しているミリタリーショップ「マルゴー」の労働者でつくる全国一般東京東部労組マルゴー支部は、金子英宏社長が何の話し合いもなく店舗閉鎖と全員解雇を一方的に言い渡したことに対し、12月17日、不当解雇撤回アピール行動を支援者とともに実施しました。
当日午後2時、解雇を言い渡されて以降、組合員が泊まり込みのストライキで自主管理しているマルゴー本店からほど近いJR御徒町駅南口広場で通行人にビラを配りながら宣伝行動を行いました。
かつて上野のバイクショップ「光輪モータース」での倒産争議で長期の職場占拠闘争を闘った全統一労組、全労働者組合、東京東部7区の労働組合が加盟する東部全労協、東部労組各支部から連帯のあいさつを受け、5人のマルゴー支部組合員が最後まで闘い抜く決意をアピールしました。
その後、参加者は電車で移動し、マルゴー卸事業部の事務所を兼ねる金子社長の自宅に抗議要請行動を行いました。チャイムを何度も鳴らしましたが、窓は開いているものの出てこなかったため、その場で5人の組合員が社長に次のように真剣に訴えました。
「明日から来なくていいと言われて、私たちの生活はどうしたらいいんですか!とっとと解雇撤回して元に戻せ!」
「これまでメーカーとの取引も接客もぜんぶ自分たちでやってきた。そのおかげで暮らしてきたくせに自分だけぬくぬくとして従業員を解雇することは許さないぞ!」
「俺たちの残業代もほとんど払わず、自分だけ豪邸に住んで高級外車を乗り回して解雇なんて絶対に許さないからな!」
「相変わらず社長はいい家に住んでいるが、俺なんて賃貸で月4万5000円だぞ!取引先にもお客さんにも迷惑をかけて1人だけとんずらか!」
「自分は32年間マルゴーで働いてきたのに急に明日から来なくていい、カギを返せってそれはないんじゃないですか!」
「解雇予告を撤回し、ただちに営業を再開すること」という要求書を読み上げたあと、参加者は豪邸をぐるりと取り囲んで「金子社長は出てこい!」「不当解雇を撤回しろ!」とシュプレヒコールを上げました。
社長との団体交渉はいよいよ12月21日に開催される予定です。東部労組マルゴー支部は不当解雇を撤回させ、マルゴー店舗の営業再開をめざす方針です。引き続きマルゴー支部へのご支援をよろしくお願いします。
<連絡先>
全国一般東京東部労組マルゴー支部(担当:須田)
電話 03-3604-5983
FAX 03-3690-1154
メール info@toburoso.org