みなさんへ
シリーズ「解雇理由」です。
2015年12月にNPO法人労働相談センターと全国一般東京東部労組に寄せられたメール相談の「解雇・退職勧奨・退職強要」事例からまとめました。
シリーズ「解雇理由」です。
2015年12月にNPO法人労働相談センターと全国一般東京東部労組に寄せられたメール相談の「解雇・退職勧奨・退職強要」事例からまとめました。
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「解雇・退職勧奨・退職強要」のメール相談事例(2015年12月)のまとめ
NPO法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2016年2月8日
NPO法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2016年2月8日
1、 正社員。母は老人ホーム、妻と高校生の子供の3人暮らしで勤続15年。自分の部署の事業は好成績を上げているのに、親会社から突然「本社人員4割、20名以上のリストラなので辞めて欲しい」との通達がきた。全く辞めるつもりはないので、拒否したが、今後どのような対応をとればいいか教えて欲しい。
2、 公益法人の委託で運営されている下部組織の契約社員。6ヵ月契約を繰り返して20年以上勤務している。ところが、今回の契約時に「職場閉鎖と統合に伴う予算の大幅削減により、来年4月からの契約はしない」と契約社員全員に通告があった。「解雇ではなく、あくまで契約満了だ」と言う。今までも、正社員に比べ、契約社員は、実際の仕事や勤務時間は全く同じで待遇だけが大幅に差別されている。どうしたら雇用を継続できるか。
3、 残業代も一円も支払われることはない会社。早朝出勤や長時間労働、とうてい出来ないほどの仕事量などの過労で、ついに腱鞘炎と精神疾患を患い通院し始めたとたんに、会社から「退職してほしい」と言われた。
4、 試用期間中に解雇されたが、会社は「試用期間中は業務委託なので、離職票は出さない」と言う。これでは失業保険を受給できない。
5、 正社員、女性。もともと「我が社には産休、育休制度はない」と説明している会社。先日会社に妊娠したことを告げると「経営状況の悪化」を理由に解雇を言い渡された。解雇通知後から私の机の電話が外され、パソコンも通じなくされた。パワハラそのものではないですか。
6、 老人介護施設の事務員。「人手不足なので介護士として働いて欲しい。だめなら辞めてもらう」と言われたが、介護はまったく経験もなく、従わないと本当にクビになるのでしょうか。
7、 社長に退職希望を伝えると、5日後社長からの携帯電話で「今日付けの解雇。明日はタイムカードは押さなくていいが、机の荷物を整理して、保険証、ロッカーの鍵、退職届を持ってくるように」と言い渡された。
8、 有給休暇もなく、10分遅刻で半日分の賃金カットの会社。毎日、終電までの仕事。「遅くとも夜10時には終わらせるべきだ」と強く主張して、夜10時には退社できるようになったとたんに解雇された。
9、 職場の人間関係で、健康を害し休職した。復帰後すぐに退職勧奨を受けた。「自己都合で退職すれば2ヶ月分出す」と言う。「未払金など今後一切の請求はしない」等の文書にサインを求められた。「異議を申し立てるなら、2ヶ月分は支払わない」とも言われた。
10、 会社の閉鎖に伴い、ある別会社を紹介されたが、給料が四分の一になってしまう。「母子家庭のため、これでは到底生活できない」と言うと、会社の重役から「その低い給与で暮らせるように生活水準を見直すべきだ」とまで言われた。
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