
写真=結成申し入れ後の東部労組個人タクシー協同組合新東京職員支部組合員ら
動画・立ち上がった7人の女性! 東部労組個人タクシー協同組合新東京職員支部結成申し入れ団体交渉
東部労組個人タクシー協同組合新東京職員支部が結成!
女性7人が労働環境改善のために立ち上がった!
東京・墨田の個人タクシー乗務員らでつくる「東京都個人タクシー協同組合新東京支部」(支部員約440人)で雇用されている女性職員7人が、一部役員によるパワハラ・セクハラ発言の撤回やパート職員の正規職員化などを求めて労働組合を結成しました。
労組の名称は「全国一般東京東部労組個人タクシー協同組合新東京職員支部」。結成のきっかけは、職員が一部役員から怒鳴られたり、事実無根の性的な話を流されたりしたことなどへの不満です。弁明の機会も与えられず一方的に降格されて月の手当3万円をカットされたり、怪文書をもとに責め立てられて退職に追い込まれたりした職員もいました。他にも嘱託職員の昇給額が勝手に減額されたこと、残業代が違法に与えられなかったこと、新年会や総会時に無償労働を強いられていることなど、労働環境に多くの問題がありました。そこで全職員にあたる7人が団結し、使用者側と対等な立場で交渉していくことになりました。
7人と東部労組本部スタッフは6月24日、事務所を訪問し、使用者側の森支部長に対して労働組合の結成を申し入れました。中村支部委員長が「労働組合結成通知」を読み上げ、加藤支部書記長が「要求書」を読み上げて全員で拍手しました。その場で7人はこれまで我慢に我慢を重ねてきた怒りをぶつけました。森支部長は話の途中で何度も席を立とうとし、宮口副支部長もさかんに妨害するなど不誠実な態度を見せましたが、7人が懸命に説得し、最終的には「パート職員の正規職員化を前向きに検討する」「嘱託職員の今年度の昇給額を元に戻す」「職員の残業代を法定通り支払う」「過去の発言で職員を傷付けたとしたら、撤回し、謝罪する」という確認書を締結しました。
その後、宮口副支部長らによる不当労働行為が発生したため、6月30日に職場で森支部長に抗議を申し入れました。そのうえで7月5日に森支部長と他の役員も含めて団体交渉が開催されました。そこでもパワハラ・セクハラ問題、残業代問題、パートの正規化問題などを話し合いました。ところが、「台東支部から来た職員はマイナスからのスタートだ」などと、ここでもパワハラ発言を森支部長が行いました。いぜん労使間で見解の相違が大きい議題も多くありますが、今後も団体交渉を継続していくことを約束しました。
東京都個人タクシー協同組合新東京支部の支部員の皆さん!これを読んでいたら職員7人の気持ちをぜひ知ってください。私たちはただ普通に毎日仕事がしたいだけなんです。パワハラ・セクハラ発言におびえずに安心して働ける職場環境を求めています。対等な立場で話し合って労働条件を守り向上していける労使関係を求めています。ぜひ皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いいたします!
全国で悩みながらもがんばっている女性タクシー運転手に、どれだけ励みになることか。応援します。