東部労組マルゴー支部の職場自主管理とストライキ続行中！

写真＝勝つまで闘い抜く決意を固めている東部労組マルゴー支部組合員（2016年12月15日）

動画＝アメ横のマルゴーは不当解雇を撤回しろ! 　ストライキ決行中! 

東部労組マルゴー支部の職場自主管理とストライキ続行中！
金子英宏社長は不当解雇を撤回しろ！労働者を路頭に迷わすな！

上野・アメ横ガード下でモデルガンなどを販売しているミリタリーショップ「マルゴー」の労働者でつくる全国一般東京東部労組マルゴー支部は、金子英宏社長から何の話し合いもなく店舗閉鎖と全員解雇を一方的に言い渡された12月12日の夜から、職場であるマルゴー本店を自主管理し、同13日に突入したストライキを続行しています。

同13日には今回の解雇が労働組合つぶしを目的とした不当労働行為であるため、東京都労働委員会に救済申立を行いました。また、マルゴー卸事業部（金子社長の自宅を兼ねる）への抗議要請行動を行いました。部屋の照明はついて人影はあるのにだれも出てこない卑怯な対応でした。金子社長は解雇理由として「経営悪化」をあげていますが、社長が住む豪邸を目の前にして、組合員と支援者の怒りは高まりました。

マルゴー支部組合員は「来春小学校に入学する息子にランドセルを買おうと思っていた矢先だった」「30年以上も身を粉にして働いてきた従業員を切り捨てて自分だけぜいたくすることは許されない」「年の瀬に突然、クビを切られて路頭に放り出すとは何事か」などと怒りの声をあげました。

他方、組合員が職場を自主管理してから、地域の労働組合がカンパや差し入れを持って続々と支援に駆けつけてくれています。お客さんからも「お店をきりもりしていた従業員の皆さまが、こんな仕打ちを受けて解雇されてしまうことのほうが悲しくもあり、強い憤りを覚えます」というファックスが届いたり、カップヌードル１ダースとともに「マルゴーはフレンドリーで知識経験豊富なスタッフで成立って来れたのです。社長１人の贅沢や身勝手で潰されてたまるか！」という手紙が寄せられたりしています。

また、今年６月のインドカレー店シャンティでの職場占拠闘争を支援し解決に導いた労働弁護団・指宿昭一弁護士も現場に駆けつけ、貴重なアドバイスを与えてくれました。

マルゴー支部組合員一同、皆様のご支援に感謝感激するとともに、あらためて最後の勝利まで闘い抜く決意を固めています。

金子社長は弁護士（谷古宇倫子氏、武藤純人氏）を通して、ようやく来週、団体交渉に応じる旨の回答書を組合側に送ってきました。

ところが、その中で組合員のストライキについて「信義に反する」と記載しています。ほんの少しの話し合いや相談すらなく、突如として、一方的に即日での店舗閉鎖と解雇予告を通知してきた金子社長の方がよほど従業員との信義に反するのではないでしょうか。また、マルゴー卸事業部への抗議要請行動について「社長の私生活の平穏が害された」とも書かれています。クビを切られて寒空に投げ出される従業員とその家族の生活こそ害されているのではないでしょうか。

このような金子社長の身勝手な対応を許さず、東部労組マルゴー支部は不当解雇を撤回させ、マルゴー店舗の営業再開をめざす方針です。引き続きマルゴー支部へのご支援をよろしくお願いします。

＜連絡先＞
全国一般東京東部労組マルゴー支部（担当：須田）
電話　03-3604-5983
ＦＡＸ　03－3690－1154
メール　info@toburoso.org