9.1関東大震災朝鮮人虐殺・亀戸事件99年追悼行動
1923年に起きた関東大震災から99年を迎えた9月1日、全国一般東京東部労組は両国・横網町公園で営まれた朝鮮人犠牲者追悼式典に参列しました。
大震災の混乱の中で数千人と言われる朝鮮人と中国人が軍隊、警察、自警団らによって虐殺されました。式典はこの犠牲者を追悼するために毎年9月1日に実行委員会の主催で営まれています。
今年の会場にも多くの労働者民衆が集まり、黙とうと公園内にある追悼碑への献花を行いました。追悼の辞に立った関係者の多くが6年連続で式典に追悼文を送らなかった都知事・小池を批判しました。
参列した東部労組の組合員12人も都知事・小池を糾弾するとともに、朝鮮や中国への敵視と差別が扇動されて戦争への危機が深まる中で加害の歴史をくり返さない決意を新たにしました。
式典後、やはり関東大震災に乗じて南葛労働会など労働運動の活動家10人が亀戸署(当時)などに連行されて国家権力によって虐殺された「亀戸事件」の追悼碑がある亀戸・浄心寺を東部労組独自で訪問しました。
国家権力による労働運動への弾圧と迫害の歴史を忘れず、先輩労働者の闘いを継承・発展していくため、組合員は追悼碑の前で黙とうし一人一人が手を合わせました。