会社解散による組合つぶしに対して東部労組東陽ガス支部が東京都労働委員会(都労委)に行った不当労働行為救済申し立てにつき、9月9日、審問(証人尋問)が行われました。
組合側は東陽ガス支部井上委員長が証言、東部労組各支部・友好労組の仲間が支援傍聴に駆けつけてくれました。
井上委員長は組合側代理人である加藤晋介弁護士による主尋問において、東陽ガスが行っていた「借金漬け労働」の実態などを明らかにしました。そして会社側西本強弁護士(東陽ガス代表清算人)からの反対尋問にはときおり怒りをまじえながら堂々と事実を証言しました。
会社側の証人は谷崎昌一氏。東陽ガス「解散」時に社長であった人物です。
会社側は「解散」の理由について、「配送・保安業務における不祥事が発覚し、それにより荷主である日本瓦斯(ニチガス)から契約を解除された。そのため経営が立ちゆかなくなった」との趣旨を主張しています。谷崎氏もその「理由」を主尋問で主張しました。
しかし、組合側加藤弁護士による反対尋問・都労委審査委員による質問で上記主張の矛盾が浮き彫りになりました。
東陽ガス事件の審問はこの日で終了ですが、実質上の親会社であるニチガスの団体交渉拒否をめぐる救済申し立について、以下の日程で審問が行われます。みなさんの支援傍聴をお願いいたします。
【東陽ガス支部 ニチガス団体交渉拒否都労委 審問(証人尋問)】
■日時:2014年9月26日(金)午後2時
■場所:東京都労働委員会審問室
<東京都庁第一本庁舎南棟34階(都営大江戸線「都庁前」駅直結、JR「新宿」駅徒歩10分)>