蔵書目録

明治・大正・昭和:音楽、演劇、舞踊、軍事、医学、教習、中共、文化大革命、目録:蓄音器、風琴、煙火、音譜、絵葉書

『作曲界』 1-4 音楽社 (1919.4ー20.7)

2013年12月29日 | 作曲家 その他

 作曲界 第一巻 第一号 大正八年 〔一九一九年〕 四月 東京神田三崎町三丁目 音楽社出版部発行

     表紙の絵の説明は、「〔楽聖ベエトオヴエンの作曲〕」とある。22.2センチ、26頁。

 〔見返し〕
 
 ○作曲研究会規則

 、本会を作曲研究会と称し本部を帝国楽事協会内に置き事務所を東京市神田区三崎町三丁目音楽社学術部内に置く
 、本会は作曲即ち楽曲創作の術を普及し楽曲を研究し創作を奨励して音楽観賞上の実力を養成して国楽樹立の素地を作り音楽の学と術との向上発展を図る
 、本会の機関として雑誌「作曲界」を編纂し隔月に発行して会員に配布す
 、何人と雖ども本会の趣意に賛するものは所定会費を前納して入会することを得
 、会員は本会の事業賛助の為一ヶ年金二圓を前納するの義務あり但帝国楽事協会の特別会員にして「作曲界」又は「通信講義」の何れかを無代配布さるゝ資格者は本会々費の半額金壹円を前納して本会の会員となる事を得べし
 、会員は(毎月一曲を限り)本会の提出せる課題によりて各自作曲を試み本会講師の批評刪修を受くることを得
 、批評刪修を受けたる歌曲は本会の任意によりて前記「作曲界」其他本会母会なる帝国楽事協会の関係せる諸雑誌に登載する事あるべし
 、登載後の作品の版権は作者の所有とす
 、会員にして課題以外の作品の添刪若くは新楽曲作製を依頼せらるゝ場合は若干の費用を申受く
 、会員が著作物を公刊せむとするとき及び各地に於て音楽講演会、音楽演奏会、音楽講習会を開催せむとするときは種々便宜を図るべし

 ○細則

 、作曲の課題に対する答案及び学術上に関する件は東京西巣鴨町池袋帝国楽事協会内「作曲研究会本部」へ発信せられたく註文及び送品延着等事務上の事項は神田区三崎町三丁目一番地音楽社内作曲研究会事務所へ御送付相成度し
 、会員の入会金〔会費〕は凡べて振替貯金にて口座東京第一一七八帝国楽事協会宛に払込み裏面の通信文欄へ「作曲研究会本部」宛の意味御記入のこと
 、機関雑誌「作曲界」は一、三、五、七、九、十一の各月に発行し会員には無料配布し一般購読者は「作曲界」は二十銭以上一ヶ年一圓廿銭にて頒布す
 、会員は加入番号〔第何之組何番〕と記憶せられたし
 、課題に対する答案は一問毎〔一曲の各用紙毎に標題及自己の加入番号を記入するを要す〕住所氏名を明記せざるものは添刪後返送する能はざることあるべし

 ○作曲研究会の歴史

 、大正元年十二月一日開会卅一日迄に入会者百名の定員に満ちたり
 、大正二年一月より第一回通信講義を発行す
 、大正二年三月満員後申込多数のため第二の組を募集す三月卅一日迄に百五十名の入会者あり
 、大正二年十二月第一ノ組即大正元年々末の加入者に講義全部終了
 、大正三年二月第ニノ組即大正二年三月の入会者に講義終了
 、同年同月継続事業として通俗音楽研究会を設立し雑誌「通俗新楽譜」〔後に通俗音楽〕を発行し受講会員の作品を掲出す作曲研究会々員殆ど全部同誌の購読者とならる
 、前記通信講義を刪修して「作曲学初梯」を発行す
 、大正六年一月前記作曲学初梯売切に付「通俗音楽」第十四号を以て再び「作曲研究会」に於て「通信講義」を発行し新たに「作曲界」を創刊することを発表す
 、大正七年第三回「作曲研究会」員を募集す

 本号要目

 作曲研究会の設立 (大正元年十二月)

  作曲の秘訣は単に技巧にあらず、寧ろ理想の力にありこれ楽聖ベートーヴヱン氏の悲しむべき疾患が吾人に明證せる事実にあらずや。
  史家ベートーヴエンを評して曰く、彼は偉大なる人物なりしが故に偉大なる音楽者たり。深大なる悲痛を有したるが故に偉大なる作曲家たりと、ベートーヴエンの作曲はソナタよりシンフオニイに至り、声楽と器楽とに論なく、無慮百三十八の多きに達し、其の楽曲は一として彼が胸中無限の愛と悲痛との反響ならざるはなし、その歌ふところは天の声なり、其の弾ずる所は人生其物なり鋭敏なる耳と巧妙なる指とが音楽を作ると思ふ人は、ベートーフエンが聴官失喪後の作曲が却て崇厳なる高調に達したるを知らざるの人なり。ベートーフエンは全世界にも換へ難かりし音響の世界より隔絶せられたるも、彼は心霊の力を以てよく物質界の法則を超絶し、如何なる鋭敏なる肉の耳にも聴取るべからざる天よりの神籟を、彼は心耳を澄して明に聴取ることを得たり。而して音響の世界より隔絶せられたる彼の絶望と悲憤とは、彼の作曲をして益々森儼嵩高の絶調たるに至らしめたり。
 〔以下省略〕

 高名作曲家月旦
 盛んに模作せよ       高折周一氏談

 原案模作は作曲法練習の第一階梯であるのみではない寧ろ現代の楽界になくては叶はぬ大切な資料である。とは云へ悪い駄曲を作れとは云はぬ。又た悪い原料を精製する程辛抱することは出来ない。私の模作奨励法は、よい材料を普及すべく、よい原料を簡約せよと云ふのである。とは云へ悪い駄曲を作れとは云はぬ。又た悪い原料を精製する程辛抱することは出来ない。私の模作奨励法は、よい材料を普及すべく、よい原料を簡約せよと云ふのである。現時欧米諸国に於て偉大な勢力をなして居る、諸楽曲或は歌劇聖劇曲の一節や、殆んど刻々製作される流行新曲の如きは、何れも名家が心血を注いで成つた一粒千金の作であるが、是れを此儘我国に移植することは出来ない或は長過ぐるとか。或は時に邦人の楽趣に対して稍強過ぐるとか。僅かの変改によつて殆んど理想的の良材料となり得るものが沢山たある。是を適当に改作刪修して我国民の音楽的資料としならばどれ程幸福であらうか。蓋し其効益は図りがたいと思ふ。自分自身の僅かなる楽趣を叩いて、創作に腐心するより限りなき海外の實を拾つてはどうだらふ。(文責記者)

 登載楽曲の説明

 ○春霞(単音唱歌) 附録講義「基本形式」リイド形式の部に解説せられたる原曲なり。
 ○離別の曲(単音唱歌) 附録講義「基本形式」中に引照せられたる原曲なり。
 ○仏国々歌及其由来
 ○往けゝ日本男児 本講模作奨励の実例として掲出す「楽曲」の由来は山本正夫氏の講話にして来号に詳述を約せられたり。又往けゝ日本男児は日清戦争に際して帝国大学教授外山正一博士の作歌して我国音楽界の開祖とも云ふべき伊澤修二氏が仏国々歌を模して作られたる高名なる一曲なり。
 ○秋の歌 多梅稚氏が The Lastrose of Summer の曲を模して作られたる複音曲なり原曲対照にて掲出。
 ○雪の曙(単音唱歌) は My Dear Old Sunny Home! の曲を模作して而も簡約せしものなり高折周一氏の主張によりて山本正夫氏がものせられたるものなり。
 ○わが家 は前記「雪の曙」の原曲を引用したるものなり。
 ○朝晴雪(単音唱歌) 本誌「作曲法初梯」第六葉(十頁)に掲げられたる本曲は、宗教歌 Hzmn を模作して而も是を宣展したるものなり。
  
 作曲法初梯         山本正夫講

 〔はしがき〕詩は天成、楽は天来と云ふが如く、作曲は天来のものでなくてはならぬ。天の声を天の韻に伝たへ、謡ふものをして天の人となさねばならぬ。
 楽聖ハイドンが天地創造の曲を作るにあたり、「神よ汝の限りなき力を、我に頒ち賜へ」と祈念して筆を採り、以て此曲を大成したと、音楽の史家が伝へて居る。楽聖ベートーヴヱンが皎々たる明月の霊光に搏たれて即興楽ムーンライト、ソナアタを作つたことや、ボーンの山中を彷徨して「森の神秘」の曲を得たことや、楽聖グノーが秋夜の風光に感興を催して千古の名曲、「静夜の曲」を成し又た「ウイリアムテル」の豪音が実に楽聖ロシニイの一昼夜の作であるとか、皆楽曲の尊厳偉大を示せる諸種の伝説等一として、人為の業でなく、即ち天声天籟であることを首肯せしむるものがある。
 〔中略〕
 模作法 にして、原曲と同等、若くは是を凌いて世に愛唱されて居る者も少なくない。例之外山(正一)博士の作歌で、伊澤修二氏の作曲として、高名なる「往けゝやまと男児」は佛国々歌マルセーエーズの模作である。音楽新楽譜に出でた多梅雅氏作の「秋の夜」の二重音曲は菊 Last Rose of Summer の模作である。其他「蛍の光」や「荒城の月」や「箱根八里」「美しき天然」等の模作物は随分世に出でゝ居る。若し模作物にして原作以上の感興を與ふるとせば、是はこれ、既早や模作の域を脱して、堂々其人の創作である。(左記は讃美歌Hzmn の曲の模作である。
  〔楽譜は省略〕 
 
 ベルテンシャウン氏和声学  村上一郎譯述
 楽曲
    ・春霞 米花園楽人作 〔歌詞付楽譜〕春霞 鳥山啓作歌 歌詞(一)~(二)
    ・離別の曲 犬童球渓〔歌詞付楽譜〕 離別の曲 犬童球渓 歌詞(一)~(二)
    ・仏蘭西国歌の由来 〔カタカナ数字楽譜あり〕
    ・往け往け日本男子 外山正一作歌 伊澤修二作曲 歌詞 (一)~(五)
        同     (マルセイエーズの模作) 伊澤修二氏作曲 〔日本語歌詞付数字楽譜〕
    ・THE LAST ROSE OF SUMMER. 〔英語の歌詞付楽譜〕
    ・秋の歌(「菊」のtempoを模して) 多梅稚作曲 〔日本語の歌詞付〕 秋の歌 猪股吟鶯 歌詞 一~四
    ・わが家 “MY DEAR OLD SUNNY HOME ”〔日本語の歌詞付楽譜〕
    ・雪の曙 原曲旋律 〔日本語の歌詞付楽譜〕雪の曙 日本語の歌詞 第一章~第三
 作曲課題
    其一 大和心 三浦圭三作歌
    其二 探梅  七理紫水山人歌
    其三 雛祭  七理紫水作歌
    其四 隅田川 上野源次郎作歌

 なお、裏表紙は、「音楽社出版目録」である。

 

    音楽社出版目録

      唱歌曲書之部

  著者      書名      内容      定価  郵税

 山本正夫   二人の兵士  〔シュウマン名曲〕  二十銭 二銭
 プルツフ作  ペネロープ  〔オデシュース〕   二十銭 二銭
 ダンデイ作  牧歌、覚醒  〔ラルゴーの名曲〕  二十銭 二銭
 ナイト作   たゆたふ小舟 〔英和対照〕     二十銭 二銭
 グルック作  オルフォイス 〔歌劇曲集〕     二十銭 二銭
 ウエベル作  ふなうた   〔ゴンデリード〕   二十銭 二銭
 高折周一   新年まり歌  〔小学女児教材〕    五銭 二銭
 三角錫子   哀歌     〔真白き富士の根〕  十三銭 二銭
 三浦圭三   須磨の汐騒  〔附筑波夜嵐〕    十三銭 二銭
 山本正夫   テリイ少尉  〔欧洲戦争悲劇〕   十三銭 二銭
 七理重惠作  故国よさらば 〔布哇女王の歌〕    十銭 二銭
 高折周一   海国男子   〔質実剛健教材〕    五銭 二銭
 下田歌子   臥龍岡    〔清新叙事歌曲〕   二十銭 二銭
 シュウマン曲 チゴイネルレーベン 〔流浪の民〕  十五銭 二銭
 田中楽長   美しき天然  〔空に囀る鳥の声〕   十銭 二銭
 原田彦四郎作 徳川家康公  〔智仁勇唱歌〕     十銭 二銭
 高折周一   名媛唱歌   〔女子教材集〕     卅銭 二銭

      軍歌及朗読法

 亀岡大尉   新撰軍歌全集 〔曲譜附〕      廿五銭 二銭
 山本大槻両氏 韻文朗吟曲集 〔説明あり〕     廿五銭 二銭
 山本大槻両氏 新撰詩吟曲集 〔売切中不日再版〕  卅五銭 四銭
 高折周一   チエリイ   〔和英語及合奏譜附〕 五十銭 二銭
 高折周一   秋の色草   〔合奏譜附〕      一圓 四銭

      バイオリン

 楽聖ラモー作 開国五十年  〔一名 金婚賀莚〕  廿五銭 二銭
 イバノヴイチ ドナウ河の漣 〔ワルツ曲〕     廿五銭 二銭
 伊国民謡   シヽリアノ  〔ニーナ〕      廿五銭 二銭
 ネッケ作   クシコスポスト〔カロツプ〕     廿五銭 二銭
 ヘンデル   ラルゴー   〔豪壮佳曲〕     廿五銭 二銭
 管絃合奏   愛国々歌集  〔連接国歌〕     五十銭 四銭

      ピアノ・オルガン曲

 べヱトヴヱン 月光の曲   〔世界的大名曲〕   五十銭 四銭
 ワグネル   タンホイゼルマーチ 〔世界名曲〕  廿五銭 二銭
 マイエルベル 践祚大行進曲 〔大礼記念〕     廿五銭 二銭
 サンサン   水車     〔擬声楽曲〕     廿五銭 二銭
 シュウマン作 楽しき農夫  〔無言歌集〕     廿五銭 二銭
 シュウマン作 サンタークロース 〔同〕      廿五銭 二銭
 ツェルニイ作 ヴイエンナマーチ 〔連弾曲〕    廿五銭 二銭
 ウエベル   猟人の歌   〔連弾曲〕      廿五銭 二銭
 教育音楽会編 行進曲集   〔高名曲網羅〕    卅五銭 四銭
           〔以下省略〕

    

 作曲研究会編輯 作曲界 第一巻第二號 大正八年 七月 東京神田三崎町三丁目 音楽社出版部発行

 ・楽徳余録     村上一郎氏
 ・ベ氏和声学    村上一郎氏
 ・作曲法初梯    山本正夫氏
 ・友愛(参考歌曲) 上真行作氏
 ・会員創作集    会員諸氏 
     ▽大和心▽探梅▽雛祭▽隅田川
 ・楽曲基本形式 一ー四 村上一郎氏
 ・作曲課題     編輯局提出

 作曲研究会編輯 作曲界 第一巻第三號 大正八年十二月 東京神田三崎町三丁目 音楽社出版部発行

 ・楽徳余録          村上一郎氏
 ・作曲法初梯(自六月至八月) 山本正夫氏
 ・楽典一-四         楽典研究会
         -〔楽曲〕-
 ・集合教訓の歌 〔例照〕   山本講師
 ・盛春之賦 〔同〕      山本講師 堤正夫作曲 故未調楽人作歌
 ・みどり 〔同〕       山本講師 武島羽衣
 ・教訓歌 〔同〕       山本講師 大槻貞一作曲 大槻貞一作歌
 ・乳母が家 〔同〕      黒木講師 黒木耳村作曲 三角錫子作歌
 ・さとの空へ 〔参考原曲〕  ガーデン

 (When We Arivehome) 前田純孝作歌 GARDEN作曲

 ・春の夜 〔同〕       スペイン国民歌
 ・卒業生を送る 〔同〕    ベリニイ 作曲

   祝ヘ、祝へ、祝へ。 吾文明は日々に進み、 我国威かがやけり 
   かゝるとき業を卒へ、 教育の道にと 出て立つ友の責任。 重きはものかは、 光栄添はる。
   勉め吾が友、いそしめわがせ、 われも、人も祝ひて送る。
   あ、あ、あ、あ、あ、萬々歳」

 ・主よちかづかん 〔同〕   宗教楽   

   此曲は客年巨船タイタニック号の沈没に際し勇壮なる楽人によりて最期の際まで吹奏されしと伝ふる彼の有名なる聖ヒレール祈祷曲なり

 ・みどりのとばり 〔寄稿〕  鈴木雄雄作曲 鈴木雄雄作曲
 ・夕景 〔同〕        大野敏盛作曲 志阪正臣作歌

 ・牧の思出 〔和声訂正例曲〕 会員提出   牧の思出の曲 薄田泣菫作歌
 ・子守歌 〔同〕       会員提出   子守謡 渡邊雨葉

 作曲研究会編輯 作曲界 第一巻第四號 大正九年 七月 東京神田三崎町三丁目 音楽社出版部発行

 ・楽徳余録     村上一郎氏
 ・作曲法初梯    山本正夫氏

 ・松平信綱公    高橋北郎作曲 長谷川染二作歌

   {埼玉県北足立郡野火止村の平林寺に松平伊豆守信綱公の墓地あり本曲は其三百五十年祭の歌なり}

 ・青葉若葉     三浦圭三
 ・和歌の浦     千草園楽人作曲
 ・燈臺守の歌    通楽士作曲   竹内養作歌

 ・楽典講義 五-六 楽典研究会
 ・べ氏和声学一五  村上一郎氏
 ・作曲課題     編輯局提出

  〔其十一〕 雲雀   植木孝之助校閲 内田榮次作歌
  〔其十二〕 狂へる風 白上貞利
        勧学
        勉強
        正義
        仁愛
        反省
        平敦盛 上野源治郎氏作歌

  △謝告▽

   労働問題の犠牲となって楽譜製版所解散其他種々印刷所の都合により本号の原稿は数回印刷所を転々して、遂に現在の工場に懇願して漸く発行の運びに至れり為めに意外なる発行遅延を来たせしことを謝し上げ候
                                編輯部同人

 なお、下は本雑誌にある広告である。

 作曲界

 作曲法を研究せんとする人に斯界唯一の雑誌作曲界を推奨すことは作曲研究会の機関にして作曲上の諸問題を研究掲出す一ヶ年二圓なれど試みに一ヶ月加入せんとする人は郵券三十銭を送付せよ一ヶ月間会員の資格を與ふ課題作曲批評是正の便あり



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