総理大臣が「異次元の政策」と言ったり、知事が「月〇千円の給付」と言って、
少子化の解消をはかろうとしているようです。
しかし、その一方で、国は「防衛費」というものに、将来的にお金を使っていくことを表明したことからも、
全くもって、明るい未来が見えないのです。
そんな中で、子どもを産み育てることなど、リスクを感じてしまう人が出てしまうのは仕方がないと思います。
いや、もっと身近な問題でいえば、生まれてきた子に障害があった場合、この国は、どれだけ手厚くしてくれるのでしょうか?
いや、それでも特に障害なく生まれても、幼児期から、集団生活の中で、自分達の子どもが、いじめっ子やいじめられっ子にならないで
いてもらえるか、という不安ももっています。
その他、いろいろな不安が世の中にはたくさんあります。
そういう、世の中で、多くの人が「子どもを産み育てること」に慎重になってしまうのは当然ではないでしょうか?
先ほどの「防衛費」の話でも、「子どもの時は、給付して手厚くするが、成人したら、キッチリ『防衛力』の一部になって返してもらう。」
というものを感じてしまうのです。
と、ここまで書いて、感じたことは、日本政府も、都道府県、市町村も一人一人の生活に「生きがい、働きがい、〇〇がい・・・。」を
どれだけ持たせているのだろうかということです。
将来に対する不安を大々的に言っておきながら、一方で、「月〇千円給付する(だから、子どもを産んでね。)」と言われても、
いつかp「防衛力」に駆り出されるという不安を持ちながら、これから子どもを産もうと考えている人々や、今、子どもを育てている人々に不安を与えているような気がします。
-K.O-