郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

暴れ猫

2019年12月05日 | 日記

うちの猫が下痢をしていて元気がない。

生後7か月の

 

野良だった母猫にネグレクトされ、不器量ゆえ、たぶん貰い手がつかないと見込まれて、猫の保護団体の人の庭の段ボール箱にミルクだけもらって放置されて1か月。

 

見に行った暑い5月の日。

小さいのでもう少ししばらくして、と思ったら、自転車で行った私たちに「さあ持っていけ」「すぐに持っていけ」と言わんばかり。

 

3日ほど後電車に乗ってもらいに行ったら、「ああよかった。あと2日貰い手がつかなかったら保健所送りだった」。

 

そのせいか、噛みつき癖が止まらない。

 

余りかまいつけない娘や夫には噛まない。

私だけに噛むから、たぶんかまい過ぎなんだろうけど、「可愛いねえ」と4,5回撫でると、ガブ。

「痛いよ」というと、私の腕に両手足でしがみついてガブガブガブ。

 

気分次第では、なにもしないのに襲いかかってくる。

噛まれて反撃してみた。

噛み返す。

叩く。

するとけんか腰で反撃してくる。

遊びか反撃か。

本人(猫)もわかっていないのではないか。

噛み返されたらやめるというのは、「己の欲せざるところ人に施すなかれ」という孔子の教えがわかっている者にしか通用しない。

ああ。

 

 

流し台に平気で上がる。

叱って叩いても、反撃するだけ。

怒られたからやめようとは思わないらしい。

 

料理を作っていると、前の台からじっと見ている。

興味を惹かれると降りて来て「それなあに」

実にアナーキーな勝手放題。

 

だが、猫という種族はこの路線で長らく生き抜いてきた。

捨てるなら勝手にしろ、と単独者である猫のDNAが、サルの私のDNAに言っている。

 

 

困ったが、嫌なら捨てるか処分するかしかない。

どちらもする気がないから、これはがまんしてやるしかない。

おばあさん猫になるまで噛んでいなさい。

 

というわけで、噛まれるのにも慣れて、ほとんど意識しなくなっている。

少し倒錯か。

 

それが昨日の朝、お尻が汚れていたので湯で洗ってやった。

以来、噛まない。

縦横無尽に家中駆け回っていたのにおとなしい。

 

どうしたんだ、れびちゃん

(黒が主体のなんともいえない雑巾柄―いわゆる「サビ猫」―で、あえて美しく言うならば、木陰で憩う茶猫に見えなくもないので『木洩れ日』と名づけた。後ろ二文字で「れび」と呼ぶ)。

おとなしい、と言っても、それは『当社比』で普通の猫みたいにしているだけなんだが。

早く元通りに暴れてほしい。

 

 

-K.M-


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