ギンヤンマを小さな庭の池で見かけた。
おお、今年もトンボがやってきたと喜んだ。
庭の草むしりの最中、池の周りに生えている草も取った。
「おや、これってトンボの幼虫じゃないか」
草の水際に半ば水に浸りながら姿を見せていた。
「おや、抜け殻だ」板の上に載せて写真を撮ったが、今抜け出た感じ。
ヤゴといったら、この池の最強の生き物ではないか、池の中にはメダカもおたまじゃくしもいる。
ヤゴは彼らを食っていたはずだがと思った。
前に、金魚の周りにおたまじゃくしが群がっていたのを見た人が、おたまじゃくしが金魚を食べていると言った。
別な人におたまじゃくしを食べるのと聞いてみた。
金魚の回りでぱくぱくしていたから、食べているんじゃないのという。
かつて、金魚がたくさんいたが、今は多少大きめの金魚が一匹だけだ。
かわりにメダカを入れたという。
金魚がいなくなったのは、鳥が獲ってしまったからだと人は言う。
「私のところでは網をはってるよ。でも網を張っているとあんまり感じが出ない」と言う。
このギンヤンマは尻尾を水面につけて、卵を産んでいるのだろうか。
虫たちは、その時期時期で、食ったり食われたりしているのであろうか。
ふと、目をそらして小さな花を見たら、小さなテントウ虫がいた。
その同じ花びらに何と、アブラムシがいる。
おやおや、アブラムシは食べられちゃうんじゃないのと思って眺めた。
-Y.K-