郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

秋の味覚(1)

2023年10月09日 | 日記

田舎の友達から殻付きの「おおまさり」をいただいた。

 

落花生の大きなものだ。

千葉県は落花生の収穫量が日本一で国内の84.5%も占めています。

中でも八街市が圧倒的に多く、2割強を収穫しています。

 

千葉県の落花生には次の4種類ほどがあります。

●「千葉半立(ちばはんだち)」・・・少し小粒で殻に斑点がつく。

収穫量は少ないが千葉を代表する品種で、国産落花生の最高品種とされている。香ばしく甘みが強く濃厚な味。

●「中手豊(なかてゆたか)」・・・あっさりした味わいで殻が白くきれいに育ちやすい。早く収穫できる。

●「郷の香(さとのか)」・・・中手豊の改良種で、皮が薄く渋みが少ない。茹で落花生用として生まれた。

●「おまさり」・・・中手豊の2倍ほどの大きさで、甘みがあって柔らかいので茹で落花生に向いている。

「大きな莢(さや)で、食味が勝る」ことから「おおまさり」とネーミングされた。

 

 

私の生まれ育った田舎でも落花生は栽培されていたので、子どもの頃からよく食べていたものだが、

今思うに、ほとんどが「千葉半立」だったではないか・・・。

殻の斑点が印象に残っているからだ。

 

余談ではあるが、少年時代に悪戯で畑に干してある(乾燥させるために殻を表側に向けて山の様に積み重ねてある)

落花生の一部を失敬して抜き取り、別の場所で火をつけて焼けた殻の中の実を香ばしく食べたこともある。

 

家では、祖母がよく「落花味噌」という味噌ピーナツを作ってくれたものだ。

この味も忘れられず、今でも時々自分でも作ることがある。

もっとも、今では蜂蜜をたっぷり加えて贅沢な味に仕上げているのではあるが・・・。

 

話を戻すと、友達は私の子ども時代を知っているので、時々昔の味を運んでくれているのだ。

今回の「おおまさり」は、迷うことなく殻のまま塩を少し加えて茹でて食べることにした。

これが、実に美味しい❣

 

ある知人は落花生ご飯にしたというが、私はやはり茹でて酒の肴にするのが一番の食べ方だと思っている。

 

 

お陰で、お酒の量が自ずと増えてしまった・・・。

 

 

-S.S-


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 秋の風景(2) | トップ | 地域の市民運動より »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記」カテゴリの最新記事