「緊急事態宣言」が出された
新学年が始まったばかりの学校も休校となった
久しぶりに友だちに会えたと思った矢先のことだ
5年生に進級してクラス替えもあったという
始業式は広い校庭いっぱいに広がって行った
新クラスは初めて4階になったとのこと
「新しい担任の先生は誰になったの?」
「う〜ん 忘れた!」
先生はお話よりプリントと教科書配布で目一杯なのだ
1時間ちょっとの在校時間で下校となった
帰宅しても新学年の高揚感らしきものは感じられない
また昨日までの鬱々とした時間に逆戻りするのか…
次の日 何やらドタバタ音がする
ハーハー言いながら階段を駆けて昇り降りしている姿を発見
ランニングが嫌いで普段は滅多に走らないのに…
親子で決めた1日の計画に午前中の外遊びはない
読書に始まり配布プリントや「チャレンジ」の学習
しかし 1時間もやれば飽きてしまうようだ
ゲーム機を待たせられない彼はテレビやタブレットを見る
しかし それも決まった時刻に時間限定だ
好きなカードゲームも一人では限界がある
午後になれば近所の子ども同士で遊べる
普段の休日よりずっと多い数の子どもたちが集まってくる
こんなことは今までにあまり見たことがない
そう 午後になれば外でキャッチボールもできる
近くの緑地で虫探しや冒険ごっこもできる
それまで我慢できずに屋内トレーニング?なのだろう
たしかに子どもたちはストレスが溜まっている感じ
遊んでいる姿からはにわかに分からないストレス…
しかし ここは子どもたちのバイタリティーに任せよう
-S.S-