郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

「算数」(数学)で必要な学力とは?ー2

2020年05月04日 | 日記

前回、ふれなかった「図形」「グラフ」についてです。

 

「図形」の場合、道具(定規、コンパス、分度器)が上手に使えればいいのですが・・・。

 

ただ、人には得意、苦手があり、仮に図形がかけなくても、生活に困ることはないわけで・・・。

 

では、「図形」の学習そのものをやめてしまうべきかというと、それは反対です。

 

定規、コンパス、分度器を使う「体験」としての「学習」は必要だと考えます。

 

上手、下手は別として、「使い方」を「体験」するくらいでいいと思うのです。

 

最近、私は小学校における学習内容の多くは「体験してもらう」でいいと思うようになりました。

 

 

 

「グラフ」の場合です。

今回の感染症のことでもそうですが、いろいろな「グラフ」が出されています。

 

実際の生活ではグラフを「作る」よりも、「読む」ことの方がよほど多いと思います。

 

「グラフ?何それ?」では、話にならないので、用語としてだけでも「グラフ」は覚えてほしいなとは思います。

 

個人的には、人を騙すのに「グラフ」はすごく使いやすいと思っています。

 

政治において、多数派を味方につけるのに、どれだけ利用されてきたことでしょう・・・。

 

 

「図形」を振り返ってみて、学校で身につけてもらうべき「技能」とは何か?

(定規はともかく、全ての児童がコンパスや分度器は習熟しなければいけないのか?)

 

「グラフ」を振り返ってみて、学校で知ってもらうべき「知識」とは何か?

(「読み取る意見や考えを持つ」ことは必要かも。でも全ての児童が、自分でグラフを書くことができなければいけないのか?)

 

もう一度、考え直す必要があると考えました。

 

 

-K.O-

 


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