郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

周年記念に作成した社会科副読本ー2

2018年02月03日 | 日記
副読本づくりは周年行事の1年前から始まりました。

全教員(管理職を含め16名)が2つのグループに分かれてスタートしました。
一つは資料の収集及び整理するグループ、もう一つは執筆内容の検討及びプロット作成グループでした。
二つのグループで連携を取りながら進めました。
編集委員の責任者だった私は、後者のグループでした。

1年目はどちらのグループも呑気におしゃべりしながらの作業でした。

学校独自に副読本を作っているような所はなく、唯一参考になったのは当時校長だったKさんがかつて在職した学校で作ったものでした。
結果的にはこれがあったお陰でイメージがドンドン膨らんでいきました。

因みにKさんは、周年を前にして前年度いっぱいで退職してしまいました。
体調が思わしくなく、定年前に辞められたとのことです。

Kさんは私の父と同年齢で、かつては日教組の旗を振って青年部活動をしていたようです。
そんなこともあってか、「夏休み期間中の日直勤務は教員の本務ではないので、午後2時を目処に退勤する」という組合の闘いを黙認してくれたものです。

さて、周年行事のある年になり、いよいよ副読本の原稿執筆作業に入りました。
基本的には私たちのグループが執筆分担して書き始めました。

しかし、プロットは出来ているものの、どの資料を使ってどこを強調するのか等は執筆者任せになります。
前後の繋がりも重要なので、複数の人間で1冊の本を作るというのは容易ではありませんでした。

11月の周年行事式典に間に合うようにするには、夏休み前に仮の完成を見込まなければなりません。
グループ内部で表現の仕方を巡って対立したり、必要な資料が無いことに気付いたりもしました。
私は焦りを感じ始めました。


(副読本の目次)



-S.S-





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