みなさん。
やや旧聞ですが、先日法務大臣の方が失言により、辞任されたのは覚えていらっしゃると思います。
私は、その元大臣に同情する気はありません。
しかし、立場として
「死刑執行の承認をしたときくらいしか注目されない。」(主旨)
には、心情が理解できるような気がしました。
だからこそ、この発言を機に「死刑制度を見直す」ということに、行かなかったのが残念です。
いつも思うのですが、死刑を承認する大臣、執行を行う刑務官だけでなく、死刑制度が存在する国においては、老若男女全ての「国民」(あまり使いたくない言葉ですが)に、その責任があるということです。
言い換えると、執行する刑務官が押すであろう「ボタン」には、この国の国民1億数千万人分の「責任」があるということです。
大臣としての「自覚」を問うのもいいですが、野党もマスコミも
「では、そもそも死刑制度とは?」
と、ならなかったのは本当に残念に思いました。
-K.O-