1年ぶりにフランスへやって来た
女の子の孫っ子に会うのが主な目的だ
彼女はウチに同居する孫っ子とは対照的だ
パリのホテルで会うなりおしゃべりが始まった
とは言ってもフランス語が上達するのと反比例して
日本語があやしくなってきた
それでも何とか自分の意思を伝えようと
知ってる語彙をフル動員して喋る
可能な限り日本語を忘れさせないようにと
毎週末にスカイプで話してはいるが
「わたし 日本語 できなくなちゃったの!」
と言われてしまったこともある
しかし 対面して生身の会話はスカイプとは違う
私を気遣ってできるだけ日本語で説明しようとするが
複雑な内容はついついフランス語が出てしまう
本来コミュニケーションというのは
共に相手を気遣いつつするものなのかもしれない
フランス語を学ぼうとしない私はある意味傲慢かな…
いやいや 孫娘に気遣いをする必要はない
彼女の言語リテラシー向上のために存在するだけで良い
これからしばらくの間 彼女との日常を楽しむつもりだ
(写真はルイヴィトン美術館で村上隆のアニメを見ている様子)
-S.S-