ひさしぶりに三鷹の日本無線中央広場(三鷹)にいった。
すると、出迎えてくれたのはロウバイ(漢字では蝋梅)だった。
枯れ葉が随分無造作にぶらさがっているもんだと思った。
近寄っても見ると、これはロウバイだった。
ロウ(蝋)というように花びらは蝋を塗っているように見えた。
「蝋梅」とはうまい名を付けたものだ。
中国から来た花で、12月から2月に咲く花だというが、廻りの冬枯れ色とマッチしていて、さくらのように派手でも、華やかで、季節感いっぱいの木ではない。
花を見るとまるで、ミツバチが、忙しく群れ集っているように咲いている。
それなのに、目立たない存在に目には写ってしまう。
ロウバイの不思議は、花が咲くころに、枯れた実も頑張って枝に貼り付いる来がいくつか見られることだ。
ロウバイは2世代同居暮らしなのかもしれない。
―Y.K―