郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

若き日の教育実践ー13(クラスノート②)

2020年08月27日 | 日記

まだこの頃の私は自分を客観視することはなく、確信は持てないにも関わらず前に前に進もうとしていたようです。

「クラスノート」を媒介にして社会人の先輩(保護者)の知恵を借りながら、何かを築き上げようとしていました。

今、学級通信を読むと、生意気な程の強かさを感じます。

 

引き続きクラスノートに書かれた事を紹介します。

 

率直に書きます。このノートを読んで余りにも楽しさのない悩み事ばかりなので私も頭が痛くなりました。「教育を論じ」「子供をとりまく社会を嘆き」、そして将来を案じる余り、明るさが感じられないのです。

はたして子供たちはどう考えて生活しているのでしょう。おそらくコンクリートの壁に囲まれてはいても、子供の頃私達が受けたあの感動、喜び、悲しみ、又楽しささえも満足に受けて生活しているかもしれません。

「遊び」や「考え方」は私達の子供の頃の「それ」とは変わっていることでしょう。でも、根底に流れる子供らしさは純真さは全く変わっていないと私は思うのです。

反面、大人はどうでしょう。今更ここで記すまでもなく、自問してみれば分かることです。

私は全ての現実を肯定するつもりは毛頭ありません。よく話題に上る「心が失われつつある」とゆうことも分かるような気がします。より子供達の伸びやすい環境を作っていかなければならないと思う心も皆様と同じです。只、子供にまで「影」を落とすのではないかと思われる「深刻さ」が嫌なのです。(独断?)

たしかに私共大人から見た現実は住みにくく理想は遠く離れてしまっています。でも、その中を歩んでいくのです。皆、生き抜いていくに違いありません。そして私共大人より図太い大人に育つのではないかと思うのですが如何でしょう。

「駄目になる」「大変だ」「どうしよう」と悩むことも時には必要でしょうが、私はおおいに子供と遊びころげようと思っています。(三街区m.m)

 

クラスノートが保護者の間をほぼ一周した頃に書かれたものです。

本当に熱心に書いて下さっていたんだな・・・と今更ながらに感じます。

 

 

-S.S-


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