8/31付東京新聞「本音のコラム」で、宮子あずささんが、第二次安倍政権が終わるに当たり「その感慨を深めてくれるような事件」を取り上げて、『差別への抑制を取り戻そう』と書いています。
私も強く共感を覚えます。
安倍晋三首相の数ある酷さ悍ましさの中でも、とりわけ人権感覚の乏しさは群を抜くべきものがあります。
一国のリーダーの態度や言動が及ぼす影響はすこぶる大きく、差別意識を煽り助長するに十分な働きをしてきました。
宮子さんは、もっともっと安倍氏に対しては言いたい事が沢山あるに違いありませんが、このコラムではそれこそ抑制的に書いています。
かつて安倍氏は「悪夢のような民主党政権」と言いましたが、ついに「悪夢のような安倍政権」と言われるような状況を自ら生み出してしまいました。
しかし私は、単に悪夢ではなくリアルに悪さを体現してきた政権だと断言したいです。
安倍政権が終わるのをきっかけに、私たちの社会の中にある住みにくさの一つの原因である「恐怖をあおり、恨みをかき立てるヘイト思考」を払拭しましょう。
そして、憲法に基づく基本的人権を互いに尊重し合える社会を創りあげましょう。
-S.S-