郷土教育全国協議会(郷土全協)

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船橋市のリサイクルセンターと清掃工場を見学して①

2017年11月12日 | 日記
船橋市の公民館には各館ごとに一般市民向けの催しがいくつもありますが、今回私が参加したのは飯山満公民館が主催する「はさまいきいき塾」の全5回の催しでした。

その第3回目として、「船橋 ビン・カン・ペット リサイクルセンター」と「北部清掃工場」の見学がありました。

前者は船橋市から全面委託された業者が運営している施設ですが、快くしかも丁寧に見学をさせていただきました。
この施設は各家庭から出た有価物の中間処理をしている所で、それを製品として再処理する工場ではありません。


見学で初めて知ったことや、あらためて確認できたことがいくつかありました。

・ペットボトルはラベルを剥がして出さないと中間処理に人手がかかる。
(ラベルはキャップと同じプラスティックなので、ペットボトルに混ぜない方が再生処理しやすいのかも…)




・空きカンや空きビンは水ですすがないと、悪臭が漂う。
(特に夏場はこの臭いに悩まされるそうだ。)

・ビンは色別に分別される。
(無色系、緑系、茶系に分別されていた。)


・空きカンの回収袋にはカン以外の金属廃棄品も入れてもよい。
(鍋やフライパンだけでなく、金属製の水筒やスチール棚材等も入るサイズなら可能とのこと)


・空きカンは潰さないで出した方がよい。
(アルミとスチールの分別の際に効率が良いことや、プレスの際に噛み合いやすい。)


見学した中で最も人手が多く見られたのは、ペットボトルのラベル剥がし作業でした。
プラスティックの種類はたくさんありますが、より純度の高い品質の良いものを再生産するには異物が混入していない方が良いに決まっています。

係員からの詳しい話はありませんでしたが、中間処理で可能な限り不純物を取り除いておく方が次の業者に割高で引き取られるのではないかと想像しました。
これは、空きカン回収袋にカン以外の鉄製品も奨励するのは、業者に売却の際にカン以上に単価が高く売れるからではないかと考えたことと似ていますが…。

いずれにしても、廃棄物が再利用されたり再処理されて新たな価値を生むことは歓迎すべきことです。
一部には、このリサイクル過程で使われる化石燃料や排出されるCO2の方が問題だとする論調もありますが、ゴミの減量化や資源のことを考慮するなら、更に研究を重ねながらリサイクルは推進すべきだと思います。


-S.S-

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