私が担当している場所は危険箇所のため2人体制が原則である
ところが 都合がつかず一人になってしまうことがある
この問題点を過日のスクールガード協議会で話題にした
その数日後 雨が降ふ中で私が一人で悪戦苦闘していた時
カッパ姿の教頭がやって来た
もちろん彼にとっては初めての実務である
それでも私が上手くリードしながら彼の力を十分に借りられた
終了後 いみじくも彼は言った
「まるで戦場ですね あいさつ云々どころじゃありませんね」
協議会では「子どもとのコミュニケーションが楽しい」等
いかにも老後の楽しみになっている様な発言もあったが
「私の担当場所はそれどころじゃありませんよ」と対応した
この実態を自ら体験した教頭は早速「親父の会」に手を回した
PTAと並んで学校の応援部隊として組織されているものだ
朝の出勤時刻までに少しの余裕のある人たちがやって来た
小さな小旗を手にニコニコしながら自己紹介してくれた
私一人になる水曜日のことであった
この日は二人やって来てくれたが慣れるためのチャンスだ
「あっ Nさんのお父さんだ!」
子どもたちの目に留まりあいさつされると
満面の笑みで「おはよう!」と送り返していた
幸いこの日は晴天に恵まれクルマの数も少なく余裕があった
コロナ前にはPTAの校外部が保護者に協力要請して立っていたが
「親父の会」がやれるならその方が保護者負担は減るだろう
そもそも論で言うなら行政の任務なのだろうが
過渡期とは言えこんな形で進んでいくのも面白いかなと思う
本心は分からないが彼ら自身も楽しそうに見えるのだ
-s.s-