12月7日連合会館で「中国をアジア民衆組織はどうみているか 一帯一路ピープルズ・フォーラムから見えたことーー」という集会がありました。
お隣の中国について気になっているのですが、メディアでもあまり取り上げられず、よく分からない、ネットで見て参加しました。
TPPに反対する人々の運動連続講座「現代の中国をどうとらえるか、迷走するグローバル化のなかで」の3回目のようでした。
講師は稲垣豊さん(ATTAC Japan)。
9月2日~3日香港で開かれた「一帯一路ピープルズフォーラム」
――中国政府が福建省アモイでBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)サミットを開催したのに対抗したフォーラムアモイで開く予定だったが、政府の規制が厳しく、香港で開催された――
に参加した報告でした。
一帯一路と言われても、正直、私は全然わからなかったのですが、「2013年、中国が提唱したもので、中国を起点としてユーラシア大陸、アフリカ大陸を陸路と海路で結んだ地球規模の経済圏構想。
今年5月には北京で一帯一路国際協力サミットが開催され、130か国の国家代表、国連事務総長、世銀・IMF代表も参加しました。
2015年12月発足したAIIB銀行に日本政府は出資を見送ったが、サミットには、二階自民党幹事長、榊原経団連会長などが参加し、二階幹事長は「日本は一帯一路に最大限協力する」と述べたそうです。
習近平国家主席は、挨拶で『平和5原則、内政不干渉、社会制度、発展モデルを輸出も強制もしない、1000億元増資のシルクロード基金、アジアインフラ銀行(AIIB)、BRICS銀行、世銀、アジア銀行などとも協力、保護主義に反対し開放経済、ウインウインの関係』を強調したそうです。
アジア、アフリカの国々が貧困、飢えから抜け出すためには、インフラを先行させるー道路網、港湾、空港、ダム等の整備、国民生活関連プロジェクト、教育をすすめ、工業化、農業の現代化を図り、国民生活に恩恵をもたらすという道筋で、現在アフリカの国々、パキスタン・スリランカとの間にインフラ整備、農業技術など協力が積極的に展開されているそうです。
一帯一路ピープルズフォーラムは、香港、南ア、インドネシア、スリランカ、ミャンマー、インドから、労組、NGO、議員、学者、神父、市民など参加し、巨大インフラが建設され経済開発が進む陰で、住民の追い出し、環境破壊、規制緩和、次の世代までの背負う借金返済など起って来た問題、現状報告、問題提起など行われました。
中国からの参加者は、労災で障害を負った当事者、故郷の家を開発で壊された農工民で、中国政府の政策のすべてを厳しく批判していたそうです。
「一帯一路によって、グローバル化による経済侵略のけん引役が「欧米」から「中国」になった。中国の改革開放政策で、一部の人は豊かになったが、格差が広がり民衆は恩恵をよくさないどころか、被害を受けている。
一帯一路によって、他の国々にも拡大する怖れ」閉会の挨拶だったそうです。
ナルホド、日本の経団連が遅ればせながら参加したいわけなんだ。
9月3日は、北朝鮮が水爆実験を行った日で、稲垣さんが「どう思うか」と尋ねると、中国から来た農工民の人は、ものすごい勢いで、金ジョンウン主席を非難しはじめた。
「中国政府もなってない、圧力をかけて、北朝鮮に核実験を止めさせるべきだ」と力説したというのです。
私は、その中国人のいうことがよく分からなかった。
金ジョンウン政権は、アメリカの軍事的圧力により存立危機に曝されている、ならず者国家に名指しされた国の首脳は殺害される、核やミサイル実験はアメリカへの対抗手段なのだと私たちの認識。
「何が言いたいのでしょう、なんで中国政府に圧力をかけろというのですが?」
「彼は、金ジョンウンが国民を犠牲にして、核やミサイル実験するのを許せないと怒っているんです。国民に腹いっぱい食べさせろと怒っているんです」
私は、驚きました。
北朝鮮の国民は多分戦争中の日本人と同じ状況で「欲しがりません、勝つまでは」「鬼畜米英」と国の言う通り、唯々諾々と従っているんだろうなと思っていました。
自分の国、中国政府の開拓開放政策により、犠牲にされた被害者だから、金ジョンウン政権の自己保身のためのに国民を踏みつけるのを我が事として怒っている・・・本当に、びっくりしました。
これが人民連帯の発想なのかと思いました。
-Ka.M-
お隣の中国について気になっているのですが、メディアでもあまり取り上げられず、よく分からない、ネットで見て参加しました。
TPPに反対する人々の運動連続講座「現代の中国をどうとらえるか、迷走するグローバル化のなかで」の3回目のようでした。
講師は稲垣豊さん(ATTAC Japan)。
9月2日~3日香港で開かれた「一帯一路ピープルズフォーラム」
――中国政府が福建省アモイでBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)サミットを開催したのに対抗したフォーラムアモイで開く予定だったが、政府の規制が厳しく、香港で開催された――
に参加した報告でした。
一帯一路と言われても、正直、私は全然わからなかったのですが、「2013年、中国が提唱したもので、中国を起点としてユーラシア大陸、アフリカ大陸を陸路と海路で結んだ地球規模の経済圏構想。
今年5月には北京で一帯一路国際協力サミットが開催され、130か国の国家代表、国連事務総長、世銀・IMF代表も参加しました。
2015年12月発足したAIIB銀行に日本政府は出資を見送ったが、サミットには、二階自民党幹事長、榊原経団連会長などが参加し、二階幹事長は「日本は一帯一路に最大限協力する」と述べたそうです。
習近平国家主席は、挨拶で『平和5原則、内政不干渉、社会制度、発展モデルを輸出も強制もしない、1000億元増資のシルクロード基金、アジアインフラ銀行(AIIB)、BRICS銀行、世銀、アジア銀行などとも協力、保護主義に反対し開放経済、ウインウインの関係』を強調したそうです。
アジア、アフリカの国々が貧困、飢えから抜け出すためには、インフラを先行させるー道路網、港湾、空港、ダム等の整備、国民生活関連プロジェクト、教育をすすめ、工業化、農業の現代化を図り、国民生活に恩恵をもたらすという道筋で、現在アフリカの国々、パキスタン・スリランカとの間にインフラ整備、農業技術など協力が積極的に展開されているそうです。
一帯一路ピープルズフォーラムは、香港、南ア、インドネシア、スリランカ、ミャンマー、インドから、労組、NGO、議員、学者、神父、市民など参加し、巨大インフラが建設され経済開発が進む陰で、住民の追い出し、環境破壊、規制緩和、次の世代までの背負う借金返済など起って来た問題、現状報告、問題提起など行われました。
中国からの参加者は、労災で障害を負った当事者、故郷の家を開発で壊された農工民で、中国政府の政策のすべてを厳しく批判していたそうです。
「一帯一路によって、グローバル化による経済侵略のけん引役が「欧米」から「中国」になった。中国の改革開放政策で、一部の人は豊かになったが、格差が広がり民衆は恩恵をよくさないどころか、被害を受けている。
一帯一路によって、他の国々にも拡大する怖れ」閉会の挨拶だったそうです。
ナルホド、日本の経団連が遅ればせながら参加したいわけなんだ。
9月3日は、北朝鮮が水爆実験を行った日で、稲垣さんが「どう思うか」と尋ねると、中国から来た農工民の人は、ものすごい勢いで、金ジョンウン主席を非難しはじめた。
「中国政府もなってない、圧力をかけて、北朝鮮に核実験を止めさせるべきだ」と力説したというのです。
私は、その中国人のいうことがよく分からなかった。
金ジョンウン政権は、アメリカの軍事的圧力により存立危機に曝されている、ならず者国家に名指しされた国の首脳は殺害される、核やミサイル実験はアメリカへの対抗手段なのだと私たちの認識。
「何が言いたいのでしょう、なんで中国政府に圧力をかけろというのですが?」
「彼は、金ジョンウンが国民を犠牲にして、核やミサイル実験するのを許せないと怒っているんです。国民に腹いっぱい食べさせろと怒っているんです」
私は、驚きました。
北朝鮮の国民は多分戦争中の日本人と同じ状況で「欲しがりません、勝つまでは」「鬼畜米英」と国の言う通り、唯々諾々と従っているんだろうなと思っていました。
自分の国、中国政府の開拓開放政策により、犠牲にされた被害者だから、金ジョンウン政権の自己保身のためのに国民を踏みつけるのを我が事として怒っている・・・本当に、びっくりしました。
これが人民連帯の発想なのかと思いました。
-Ka.M-