郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

担任をしていない教師はダメ教師なんですか?

2018年04月03日 | 日記
先日、学校の教員ではない方から、
「小学校で担任をしていない教師はダメな教師。」
と言われた。

今の学校の実情がほとんどわかっていないのか、それとも、その人のお子さんは中学校以上に進んだから、小学校のことなど忘れてしまったのか…。

中学校のことになるが…。
まだ一部では「体罰」も存在するらしい。
また、「進路」という、切実な問題もあり、生徒や保護者から見て、担任も含めて「教師」は、小学校のときのそれとは、違ったように見えるようだ。

そう考えると、小学校の教師なんぞは、「なよなよ」にしか見えず、ましてや「担任をしていない教師」は、「だらしなく」しか見えないようだ。

別に、担任であろうがなかろうが、給料に差があるわけではないので気にすることではないだろう。

でも、担任をしていない教師が「担任」とは違った様々な形で子ども達と向き合うことで、子どもの「居場所」を作っているのも事実である(具体的な事例は割愛する)。

「いじめ加害者」「いじめ被害者」「不登校」「自殺」などの問題が起きる度に、「なぜ、子どもの居場所を作ってあげられなかったのか。」と「居場所」を声高に叫ばれる。

でも、「居場所」なんぞは、「突貫工事」で作れるわけもなく、じっくり、ゆっくり、時間をかけて、少しずつ作り上げていくしかないと思う。

今の「学校」、特に「担任教師」の忙しさは、今さら言うまでもない。
だからこそ、「担任をしていない教師」を、子ども、保護者、地域の人々等がどう認識するのかが、「子どもの居場所を作る」ことにつながると考える。

こんなことは、今さらいうまでもないと思ったが、改めて、そう思う出来事があったので、書いてみた。


-K.O-

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