郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

孫っ子との日常―77(花火大会)

2021年09月09日 | 日記

夏休みも終りに近づいたある日の夕飯後のこと

近所の子どもたちが大人を伴って集まって来た

「花火大会」らしきことが企てられていたようだ

 

場所は我が家の砂利の駐車場とその前の道路だ

日中は時々宅配のクルマが往来する程度の道で

夜間はほとんどクルマも通らない静かな地域

 

花火に点火するロウソクや消火用の水の入ったバケツ

大人たちは事前に用意して周りから見守る役目

高く打ち上げるような「危険」な花火はやらない

 

集まった子どもたちの顔ぶれは小6の孫を筆頭に

就学前の幼児を含め男女合わせて7-8人程度

大人も夫婦で来てる人もいるので結構な数になる

 

手に持った花火におっかなびっくり火を点ける子も

少し派手な花火には全員が目を向けて歓声を上げる

昔懐かしい線香花火に熱中する大人も少なくない

 

 

この企画は私が会長を務める自治会が主催しようとしたが

公園使用の申請をする際に市当局から却下されたものだ

公園での花火を許可することはできないというのだ

 

縁日の焼きそば作り等での火気使用は認めるが花火は禁止

打ち上げ花火はしないから・・・と言っても駄目だった

頭の固い行政には今後の対応策を講じるつもりだが

 

大規模でなくても近所隣りどうしが集まってやればよい

意図して行ったわけではないだろうが若い親たちが企画した

こんな形であちらこちらで行えばよいのかもしれない

 

一時間過ぎても子どもたちは解散しない様子・・・

後半では皆が線香花火に専念していたようでもあるが

目立ったのは大人たちのお喋りタイム

 

何を話していたのかは分からないが

けっこう楽しそうな笑い声も聞こえる

隣では花火を終えた子どもたちも何やら遊んでる

 

これこそコミュニティーではないか

私が目指しているのはまさにこのようなもの

自然発生的に起こる素地を日頃から培うことが肝要

 

「防犯カメラ」を導入して地域の安全確保だって⁈

自治会で話題になりつつある論議だが

一番の安全はコミュニティーが確立することではないか

 

 

-S.S-


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