昨日3月11日は、七十二候の桃始笑(ももはじめてさく)、桃の蕾が開き、花が咲き始める頃。
丁度、家のバラ科モモ属のアーモンドの花が、その前日に開きました。
桃は「兆し(きざし)」を持つ木とされ、桃の実を割って未来を予知し、吉凶を占ったことから「兆」の字があり、「前兆」「予兆」「挑む(いどむ)」「逃げる」「眺める(ながめる)」など、さまざまな言葉になっています。
12年前には東日本大震災が起こりました。多くの人々の命を奪い、生活に大きな被害をもたらしました。

石巻市雄勝町
起こるであろう大地震への教訓として引き継ぐことが多いのですが、どれだけ活かされているのか疑問です。
地震の前兆や予兆を知り、起これば状況を眺め、早めに逃げ、復旧・復興に挑む。
昔は“咲く”とい う言葉を“笑う”と表現し、今、花は「ほころぶ」と表現することもあります。「笑む」や「ほころぶ」という言葉は、内側に隠れさていたものが突然、外に顕れることをさしているそうです。

「花笑み(はなえみ)」という言葉は花が咲くことだけでなく、人が微笑んでいる様子や、花が咲いたような笑顔を意味する言葉です。
被災の皆さんに花笑みが戻る日が近いことを!!