よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

夢づくり

2010-04-08 07:02:20 | 住まいづくりの進め方、考え方

 ビフォ-アフタ-で”匠”と紹介された設計図を依頼者K様から見せて頂いたが、在来木造で延面積は50坪を越えており、2階の耐力壁は有るが、有効に働かない場所に配置されていた。

まず予算2000万の費用では50坪の家は建たない事はないが、面積の大きさで建物本体の費用が上がり、納得出来る住まいを造ることに限界がある為、安心できる構造と予算の内に納める為、N様には設計をやり直す事を条件に、大阪の設計事務所の契約解除と、確認申請の取り下げを含み了解してもらい、一から設計を組み直すこととなった。


まとまったプランは、延べ面積45坪、外断熱、高断熱サッシ、別注システムキッチン、アイランド作業台、ウリンで創ったウッドデッキ、ロフト、等多くの要望を見たし、予算は1900万円で納まった。
オ-ル電化も使い、年平均電気使用量は月1万円以下となり、真夏のピ~ク時にも電気代は1万円を越える事は無い言う。

結局N様には180万円の設計費用を諦める事が、無駄を無くす事に繋がり、満足出来る家を創る勇気とその情熱が人を動かす力となったのだろう。