よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

格差

2010-09-04 07:04:25 | とりとめもなく

景気低迷が進むにつれ、官民格差が浮き彫りとなってくる。
こういう不況の中においても、不況の中生き延びられるシステムに作られているのが、国から給料をもらっている者たちで、その最たる所が霞ヶ関の官僚達だろう。
士農工商、官尊民卑、これは古くから国の意識の中に今なお残り、民間人よりも優れているとの意識を持ち、だから優遇されても当然だとの想いが何処かにあるのだろう。

公務員を首にする権限をもった人は誰も居なく、適当に働いている人、一生懸命働いている人、は民間においては評価されるが、公務員社会においてはあまり評価されず、適当に生きるほうが、楽な生き方かも知れない。

国を支えて居るのは、民間人の税金であり、国や地方の役人は、その財源が不況で集まらなくなれば、どんな手を使ってでも、それを回収しようと考え、この不況の中で生活費もままならない現実の中であっても、差し押さえの手段を使ってでも、納めさせようとの動きが この和歌山で始まっている。

正にこれは官尊民卑の意識の表れで、税金を納めないのなら、官僚特権である差し押さえの手段を使ってでも、むしり取ってやろうとの考えに他ならない。
今年は市県民税の未納者が3万人居るという、これは多分異常現象であり役所にとっては、危機迫る現象であり、平均10万円とすれば30億円の減収となる事は理解できるが、だからといって自分たちを守るため天下の宝刀を引き抜き制裁を加えるのが役所の在り方ではないはず。

市民や県民の立場を理解し、こんな異変の時こそ、支える意識を持ち、底辺を支え、食べられない人達を支えるのが役目でなくたはならない。
このままでは役人が食べられなくなる・・・だから有無を言わさずむしり取ればいい。
「食べられない人は申し出よ・・・ならば考えてやってもいい」・そんな意識が官僚のおごりの中にある事は確かだ。