どのように終わらせれば良いかを考えた末、Aさんから断ってもらうようにと考えたが、今から思えばそれは逆に自分の中の”おごり”であって、相手を思いやるというのは奇麗事に過ぎなかったのかも知れない。
終わらせた方法はともかく、Aさんはこちらの思惑通り白紙撤回を求め、こちらもそれに応じ、契約金の全てを返金することにした。
Aさんはそこまでしてもらわなくてもいいと言ったが、こちらとしては
こちらから終わらせる場合は全てを返金する事に決めている為、
内情はAさんには分からないにしても、とにかく返金し、
このプロジェクトは終わった。
ここで終わってしまっていれば自分の中の反省で終わっているのだが、終わらないのが不運だったのか良いほうに考えれば試練だったのか、
とにかく六ヵ月後このプロジェクトは動き出す事となる。