よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

文脈と文節

2011-03-05 19:30:20 | とりとめもなく

私たちが本を読む時、文節を読み文脈を知ろうとする。
文節だけを読むと下らない文章でも 文脈を知る上で大切な言葉(文字)となる。

それを理解するから、「この文章はくだらない!・・だからこの本は読むに値しない」とはならない。
しかし日常の中においては、多くの人が文節だけを切り取って、評価を下す。
例えば、家を建てたい人が展示場に行き、システムキッチンが気に入ったからと その業者に家を託す。
家は文脈で・・キッチンは文節、文節が素晴らしいからいい内容の本だとは言えない。

「あの展示場の営業マンがとても感じのいい人だったので 決めました。」と言った人が居るが、営業マンは多分素人で、家の事は全くわからず、会社で営業の訓練を受け、その上にその人の人柄が出ただけ
かも知れない。

この人が家を作っても、いい人だけでは家は出来ないし、その人が建築知識を身に着け、家を手掛けてくれなければその良さは家には生かされない。

「一坪25万8000円で家が出来ます」これは文脈だが、文節を読み進むと、含まれていないものがいっぱい出てくる。
しかし、人間は一歩足を踏み入れ、決めてしまった事を覆すのは
恥と思っているのか、止まれない。
特に日本人には 途中で見直しリセットすることを嫌い
リセットされる事も嫌う人種なのかもしれない。

団体行動をするときには、自分が途中で嫌になったと離脱することは許されない場合はあるにしても、自分が一生懸命貯めた資金で、家を建てるのに、文節だけで決め、途中で間違いに気づいても 思い直し
リセットできる勇気を持った人が少ないのだろう。

「今更止められない」・・「また一から考えるのも大変だ!」とあきらめてしまい、何千万円も出し、新建材とクロスまみれの家に住まなければならない事になる。

 


N邸新築工事

2011-03-05 17:52:42 | N邸新築工事

和室天井に杉板をはめ込む、居間の勾配天井に赤身を優先した為
和室天井は、赤と白で・・・この方が天井が重く感じないのでいいかも知れない。
ケヤキはこの上に自然塗料をかけることにより、色は濃くなり
化粧梁が浮き上がる。
杉板も塗装することにより、鮮やかさを増し、杉と檜のコラボが楽しみだ!

 

 

 

二階のパイン板も貼りだした。
当初、見積もり書では、予算削減の為N様もパインは諦めていたが
工務店社長と材木市に出向き、パインと和室のケヤキにであえった。

本来市買いにくる業者は、安く買って儲けるために安い物を買うが
私たちが材木市に出向くのは、安く買った分、お客様にいいものを
届けようと市に出向く。

和室の化粧梁も見積もりでは松の小節(こぶし)か上子節で
予算組をしていたが、欅(けやき)の化粧梁と値打ちはあがった。

大工さんも ケヤキならと職人根性に火が付いた。
こうして建物は良くなって行く。

 

 

 

パイン無垢の良さは、経年変化で色が深みを出し
1年もすれば飴色に代わり、なんとも言えない深みを出す。

 

 

南の駐車場と 物置のコンクリ-ト打ちも今日始まった
振り返れば、この駐車場も諦めかけていた。
最初見積もりを依頼した業者とも、知恵を絞り
なんとか作ってあげたいと検討を重ねたが

結局予算が合わず、最初の工務店には辞退していただき
今の工務店に決まり、この擁壁とガレ-ジと物置を作る事ができたのだった。
諦めず情熱を持って事に挑めばそれに近づける事が出来る
と言う事なんだろう


家づくりを考えるお客様も、、情熱を持ち
こだわりの家を手に入れる為、諦めず言葉やブランドに迷わされることなく
本当に品質の確かな家を手に入れて頂きたいと願っています。


さくら

2011-03-05 09:12:23 | とりとめもなく

従業員出勤前はモカはフリスビ-を追いかけ朝の運動をしているのを
さくらは観戦、ガレ-ジの屋根の先まで身をのり出し、多分一緒に走りまわりたいのだろう。
鼻をキュンキュンとならす。

本当は、二匹が戯れ走り回るのを見たいが、さくらは遊びより臭いを追いかけ
どこかに行ってしまう。

猟犬に生まれた本能なのだろう。
さくらの散歩は、出勤後連れていってもらえる・・・それまでおあずけ。

これから暖かくなると、デッキに座りもっぱら見張り役。
信号待ちの車に愛想を?・・・ふりまき
運転手から声えおかけられたり、意地悪なおばちゃんに名前を呼ばれ
きょろきょろとその声の主を探す。