よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

私達が目出す住まいづくり-2

2011-05-24 06:27:44 | 建築コンサルタントとは。

私達が物を買うとき値札をみて、高いとか安いとか感じるのは
そのもの自身の価格価値が分からなくても自分の収入の中から考え
買える金額かどうかの判断での基準と、その市場価格を知っており、別の店での販売価格の比較による値踏みとがある。

しかし建築に使われる殆どの商品は、一般的に比較する対象のない商品で、ス-パ-やデパ-トで売られている物では無く、唯一ホ-ムセンタ-でその価格を見ることが出来る。
しかし杉一等材4メ-トル一本2500円と書かれていても、それが高いか安いか分からない。

つまり、出来上がった商品ではなく、柱一本は家から見ると一個の部品で、車に使われているボルト一個に当たる。
たとえば完成された商品でも、店頭に並ばない設備機器があり、
定価の80%オフや70%オフで買える商品もあり、その価格は一般のユ-ザ-にはその価格では届かない金額で、80%オフで仕入れ、
50%オフで販売され、その差額は業者の利益となる。

 例えば、システムキッチンを私達は定価の半値以下の価格でお客様に提供出来る商品もあるが、高く売られている業者では定価の80%の掛け率に取り付けて手間を加え、結局定価通りの価格で売られている業者も見かける。

料理好きな人は、色んな食材にたけており、牛肉ロ-スはどこで買うのが安いかを知っているし、その品質も理解している。
どのように料理すれば好みの味に出来るかも知っているだろう。

家族4人がステ-キを食べる時、多分500㌘1万円のステ-キハウスには行かず、肉屋でステ-キ用の肉を買い焼けば4人分で15000円もあれば美味しい肉を買えることは知っている。

しかし雰囲気を味わいたい時や、作るのが面倒なときは、高いのを覚悟で、納得した上でステ-キハウスでステ-キを注文する。

このように、価格を知った上、そのときの事情により納得して
物を買う場合は、その人の損失は発生しないが、知らないで買ってしまい、後にその価格が高いと分かった場合損をした意識は残り、後悔が残る。

家の場合は、「2000円も高く買ってしまった!」・・・と言ったような金額では無く、場合によれば500万円も高く買ってしまう場合があるが、殆どの人が、その建物が高いか安いかも理解していない。

 



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