よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

N邸新築工事

2010-09-08 18:29:19 | N邸新築工事

昨日、奈良よりN様ご夫婦が来店。
当初より進めていた建物の工事見積書が出来上がった為、総予算も含め、当事務所が、工事見積書を基に見積査定を行い、総予算を算出した。

初回工務店見積金額は3,050万円。
長い年月、工事予算の査定をやっていると、経験から、設計図があがった段階で、大体の見込み金額が推測できる。
N邸も、工務店に見積もり依頼をかけた段階で、こちらとしては2800万円程度の見積もり金額となるのではと予測していたが、見積書金額は予測を一割程度超えていた。

毎回、の事ではあるが、依頼者の要望を全て設計図に入れてしまうと、資金の許容範囲を超え見積
調整となる。
初回査定金額は2,812万円、で予測金額まで近づき、ここから本格的な調整をし、建材その他材料変更や、工法の変更により、予算を切り詰めて行き、3回目修正金額が煮詰まり、2756万円まだ調整できたため、N様との予算打ち合わせとなった。

初回見積もり金額より、290万円減額となったが、諸経費を含む総予算からすると、もう少し調整しなければならず、これから一週間で、希望予算まで修正できるかが正念場となる。


F邸リホ-ム

2010-09-07 08:07:33 | とりとめもなく

 内部リホ-ムも終わり、外部駐車場と上部デッキが出来上がってきた。
奥行き7メ-トル巾3.4メ-トルのデッキ兼駐車場、2階デッキは奥の階段をあがり使うようになっている、建物裏に、アルミ物干し上屋も作り、雨の日も濡れない物乾し場もつくった

 

                     

 

                     

あと、残っている工事は玄関の上に庇を作り、雨の日に玄関扉を開いたとき、雨の吹き降りが玄関に吹き込まないように、庇を増設し、
これが出来上がればリホ-ムは完了する。


日本の政治

2010-09-06 07:58:21 | とりとめもなく

日本は今、代表選挙を向かえ、一年で3人目の総理大臣が決められようとしている。
日本国民が、自民党独裁にNOを突きつけ、新しい政権に想いを託し、動き出した新政権も、期待を裏切る結果を出し、総理大臣は替わり、マニフェストは実行されず、言い訳をし官僚主導にも大鉈を振るえず、上っ面をなめただけの結果しか出ていない。

官僚達がせっせと作り上げた、法人がどれだけ精査されたのかも具体的には現れていない。
今、日本に必要な指導者は、誰もが認める汚れのない人ではなく、経済大国を味わいその贅沢さの中であぐらかき、安穏と生きようとする腐りきった人間を排除し、本当に日本を支える意識を持つ方向へ舵を取れる力のある指導者でなければこの日本は変われないのだろう。

過去に、田中角栄が、日本列島改造論をぶちあげ、土建屋のおっさんが
日本を経済大国に押し上げたような、カリスマ的な力を持った総理でなければならないのだろう。
綺麗事を論じてる時代ではなく、とにかく日本を根っこから変えなければ
日本は浮上出来ないだろう。


格差

2010-09-04 07:04:25 | とりとめもなく

景気低迷が進むにつれ、官民格差が浮き彫りとなってくる。
こういう不況の中においても、不況の中生き延びられるシステムに作られているのが、国から給料をもらっている者たちで、その最たる所が霞ヶ関の官僚達だろう。
士農工商、官尊民卑、これは古くから国の意識の中に今なお残り、民間人よりも優れているとの意識を持ち、だから優遇されても当然だとの想いが何処かにあるのだろう。

公務員を首にする権限をもった人は誰も居なく、適当に働いている人、一生懸命働いている人、は民間においては評価されるが、公務員社会においてはあまり評価されず、適当に生きるほうが、楽な生き方かも知れない。

国を支えて居るのは、民間人の税金であり、国や地方の役人は、その財源が不況で集まらなくなれば、どんな手を使ってでも、それを回収しようと考え、この不況の中で生活費もままならない現実の中であっても、差し押さえの手段を使ってでも、納めさせようとの動きが この和歌山で始まっている。

正にこれは官尊民卑の意識の表れで、税金を納めないのなら、官僚特権である差し押さえの手段を使ってでも、むしり取ってやろうとの考えに他ならない。
今年は市県民税の未納者が3万人居るという、これは多分異常現象であり役所にとっては、危機迫る現象であり、平均10万円とすれば30億円の減収となる事は理解できるが、だからといって自分たちを守るため天下の宝刀を引き抜き制裁を加えるのが役所の在り方ではないはず。

市民や県民の立場を理解し、こんな異変の時こそ、支える意識を持ち、底辺を支え、食べられない人達を支えるのが役目でなくたはならない。
このままでは役人が食べられなくなる・・・だから有無を言わさずむしり取ればいい。
「食べられない人は申し出よ・・・ならば考えてやってもいい」・そんな意識が官僚のおごりの中にある事は確かだ。

 

 


見積査定

2010-09-03 07:06:41 | 住まいづくりの進め方、考え方

 本設計図が出来れば施工業者に見積もり依頼をだし、見積もり期間は10日程度、見積もりを依頼する際には、こちらは大体の予測金額を持っているが、業者にその金額は告げず、見積もり上がりを待つ。

以前、施工業者があげてきた金額を見て、中身を見ず、すぐに「このまま持って帰ってください」・・と突き返した事が一度あった。
それは、予測金額を大きく外れ、誰が考えてもこの金額は出ないような金額だったから、中身を見る価値もない予算だった。

査定の内容は、図面の内容が反映されているかを確認し、50ペ-ジ700項目の中身をチェックし、認められない項目や重複している内容、なぞがなければ、各項目の単価を査定し、高いと思われる金額は単価を入れ替え、その項目の減額金額を書いていく。
当然、ここに査定金額を書き込む以上、根拠のある理由でなければ、高いと思うから、だけでは業者は納得しない。
今までの経験と、流通原価、施工手間、などから考え合わせ、業者を納得させる査定金額でなければならない。          

            

            

このペ-ジだけで100万円の減額査定となったが、この見積書の最大金額の項目であり、その他の項目では、2000円減額とか、1万円減額だとか、本当に細かい金額の査定となるが、そのような金額修正を行った積み重ねが、大きな金額となり、経費や、消費税にも反映される。

建設費以外に、諸経費をも見込んでおかないと資金不足となってしまう。
登記費用、保証料、火災保険、銀行手数料・・等々、それと建物金額を合わせて予算となり、それが依頼者の予算以内で納まらなければならない。

その予算を超えてしまう場合は、設計図に戻り、我慢出来る項目から優先順位をつけ、予算内に納める我慢が必要となる。


Y邸建て替え工事

2010-09-02 08:13:15 | Y邸建て替え工事

今年は猛暑が続き、多くの熱中症患者が発生している、記録的猛暑の年になるだろう。
Y邸のおばあちゃんも、この急激な気象変化もあってか、体調を崩され、一時打ち合わせが中断することとなり、止まっていたが昨日お電話で、元気になられたとの連絡を頂き、
早速、本日打ち合わせの為、大阪高石から事務所に来られ打ち合わせ再開となる。

中断の時間もあり、少し復習をしながら、感覚を取り戻さなければ、いきなり前に進めないかも知れない。
プランも決まり、室内スケッチも出来、後は建物の配置の確認と、内装の確認を行えば、本設計図に取りかかり、確認申請の運びとなるが、予算が出て予算調整を行い、納得出来る工事費が煮詰まれば着工出来るが、今からその作業を進めるとしても、最速で進んだとして、年内に完成出来るか出来ないか微妙な工程となる。


記念すべき日

2010-09-01 07:57:08 | とりとめもなく

 いきざ祭り を機に、私のブログの閲覧者数が100人を越えました。
多分、紀道の皆様や、その全国の仲間の皆様が訪問された事で、念願の100を越えたのでしょう。

この、ブログを出来るだけ多くの皆様に読んで頂き、物づくりを通じ、人の心が変わり、通じ合う事が出来れば幸いです。
物づくりとは、家を作ったり、家具を作ったりだけが もの作りではなく、

イベントを立ち上げるのも、物づくりであり、またそれを通じ、人の心に伝わっていく何かがあれば、それも”物づくり”と言えるのでしょう。

時に流され、後悔し 涙をながすより、向かっていって壁にぶつかり、涙を流すほうが、涙の価値はあり、泣きながらその壁を越えるとき、一つ前に進め、廻りの人達にも感動を与え、何かが伝わって行く事でしょう。

出来る限り、このブログを出来れば数多く書いていきたいと思っています。
物づくりを通じて、人との関わりや、人の喜びを残せればと思っております。