テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

久々に星見

2012-09-12 23:00:19 | 双眼鏡 望遠鏡
昨日今日と夜に雲が切れる時間帯があり、久々に星空観望しました。
とはいっても、夜になっても昼に温められたアスファルトの熱の所為か、地表ちかくでもところどころガスが発生していて、強めの風にガスが薙ぎ払われ、同時に高空の雲間が切れるタイミングがうまく一致しないと、肉眼では3等星も観望が危うい、そんな条件です。

一二三の10x50を覗いて星を追いますが、ヘラクレスも、りゅうも全貌を掴む前に、雲やガスが邪魔しに来ます。このブログに書いてきたとおり、星を観ることに関しては、条件が第一で、それを補う機材という図式は変わりませんが、とぎれとぎれに見える星から、星の名前や星座を同定するのには、星図や星座盤より、星の知識と観望の経験が役立ちます。星図ソフトを使って重ね合わせていくより、垣間見えた星の色や明るさから、方位すら判ってしまうぐらいの素地があると、より星空観望は愉しくなります。
夏のあいだ、天の川下りで星の海をたゆたいつつ、時折星図を確認する、そんなスタイルがいいのかもしれません。
汗ばむ日中とちがい、夜は幾分涼しさを感じるいまどきの星見が、星辰の動きとあいまって、最も早く秋への移り変わりを感じることの出来るひとときなのだと思えます。