SAMMYのみちくさ日記

「気まま」に「みちくさ」しながら、ありのまんま思ったことを無精者が書いてるブログです(^_^)v

坂本。日吉大社をぷら~り。

2021年01月14日 | Michi-kusa
穴太衆(あのうしゅう)の石垣。

これを見たいなぁ。

なので、坂本へ向かいました。
坂本に行けば、観られるんちゃうかな?くらいで、いつもながら、事前情報なし。

さてさて。
どこにその石垣があるのか?
わからんまま車を走らせた。

道なりにたどり着いたのが、
「日吉大社」でした。

ここまで来たから神さんに「京都から坂本に来ました。お邪魔します!」と手を合わせに行くか~(^_^)くらいの気持ちで入苑(協賛料大人1人300円駐車代なし)。

手にしたパンフレットを開いて驚いた。
日吉大社の境内。めちゃくちゃ広い!
何々・・・。境内一周。
歩いて約30分。距離約700m。
運動のつもりで歩いてみるかな(笑)

車から降りて、一番最初に感じたこと。
それは「杉のいい香りがする」でした。
次に、寒さでした。
さぁーて!
文化財がいっぱいの境内を参拝マップ片手に歩きましょう!
マップにある1~10の順番で(笑)

1、大宮橋(重要文化財)
大宮川に架かる花崗岩製の石造反橋。走井橋・二宮橋ととともに「日吉三橋」と呼ばれています。
この橋の組み方に凄く興味を持ちました。
そして、走井橋にあるこの杉の形状。
すごすぎ!木の中間あたりから垂れ下がり走井橋に接地し、さらに伸びています。


2、山王鳥居。
神仏習合の信仰を表す独特の形。
「合掌鳥居」とも呼ばれています。


3、神猿(まさる)舎
お猿さんは神様のお使いで「神猿」と呼ばれ「魔が去る・何よりも勝る」として縁起の良いものとされてきました。
本物のお猿さんが檻に入れられてました。
猿は古くから境内で飼われていたそうなんですが、何か違和感・・・。

おーー!パネル発見!
久しぶりに穴に入った(笑)

4、西本宮楼門(重要文化財)
軒下の四隅に注目!
屋根を支えてる「棟持ち猿」発見!
この手水舎の石造りもすごい。


5、西本宮本殿(国宝)
現在の社殿は1586(天正14)年に建てられました。「日吉(ひえ)造」という独特の形。「日吉造」は、一名を聖帝造(しょうたいづくり)ともいい、全国では、日吉大社にだけみられる特殊な構造です。
木造の狛犬のデカさと置かれてる場所に驚いた。
6、神輿収蔵庫。
桃山時代から江戸時代にかけて作られた七基の神輿が展示されているそうなんですが、残念ながら観られませんでした。

7、金大巌(こがねのおおいわ)
標高381mある八王子山。
境内の登山口から奥宮までは約1km(片道約30分)。今回は、断念(T_T)

8、東本宮(国宝)
ご祭神の大山咋神(おおやまくいのかみ)と樹下宮(じゅげぐう)のご祭神である鴨玉依姫神(かもたまよりひめのかみ)はご夫婦。
東本宮楼門。


樹下宮。
日吉大社の境内や社殿の前には、水路がありました。その水路を見ながら、これは何?って疑問に思っていたことなんですが、神域の境を意味するそうです。

本殿。
ここにもデカい狛犬。
9、日吉雌梛(めなぎ)・雄梛(おなぎ)
雌梛は男性が女性の幸せを、雄梛は女性が男性の幸せを祈る木とされています。

そして、出会った!
穴太衆の石垣!

黄色の線を挟んで左右、石の風合いが違います。左は従来からあるもので、右は最近修復されたものらしいです。石が崩れ、4~5カ月かけ修復されたと職員の方に教えてもらいました。石垣好きの俳優高橋英樹さんも来られたらしいです。この大社の石垣は穴太衆のものとのこと。そう言われたら、東本宮に来るまでにも石垣がみられました。
そして、この東本宮は、西本宮とは違い、昔からこの地に鎮座し周りが木々で鬱蒼としていたそうです。防火対策のため、周りの木々も整備され、すっきりとした境内になったそうです。ちなみに、結婚式は東本宮で行われるとのこと。この話を教えてもらったことで、西と東の本宮で感じた空気感の違いにも納得したのでした。

手持ちの資料に載っていない色々な情報を教えてもらって勉強になりました。
職員さんに出会えたことに感謝です。
ありがとうございました!

10、猿の霊石。
東本宮を出て坂を下る途中にあります。
お猿さんがしゃがみこんでいるみたいに見えるらしいのですが・・・(笑)
どうでしょう?
猿岩。猿。モンキー。
ユン・ピョウの「猿拳」。
こんなんやったかな?ってやってみたけど残念でした!
キレなし!!
腰痛持ちのおっさんの「シェーー!!」にしか見えないのでした(笑)
この日吉大社を参拝するに当たって、西本宮から東本宮への参道には、数々の神さんが祀られていました。そして、水。穴太衆の石積み。
今も引き継がれている技術を見られてホントに良かったです。
そして、こちらの職員さんとの出会い、京都嵐山から琵琶湖を見たいって単独やって来たというドライブ好きなおばあちゃんとの出会い。面白かったし、勉強にもなりました。

神猿(まさる)さん。
猿だけに「えん=縁」をありがとうございました!