3月26日(水)に、くも膜下出血で危篤で杏林大学病院に入院していることを聞いた。
私の亡くなった母の弟になる。
3月27日(木)、社長にお願いして早退した。
酒田の妹も来た。久しぶりに女房も含めじっくり話をした。
なんと集中治療室に行って1時間後にあっけなくなくなった。
先生が来るというんで待っていた。突然、あと30分で・・・。
人間の命なんてあっけないものなんだ。涙も出ない。
諸事情で、3月31日お通夜、4月1日告別式となった。
親戚・親族を代表してつぎのようにあいさつした。
遺族親族代表挨拶
本日、伊藤幸男儀の葬儀に際しましてご多忙中のところわざわざ故人のためにご会葬くださいまして喪主、親族、ならびに親戚になりかわり厚く御礼申し上げます。
故人は生前中、みなさまより格別なご厚情を賜りました。
伊藤表具店として地元に根差した仕事をしてきました。真面目で、誠実で、わかりやすいことばでいえば職人気質そのものでした。今では数少ないザ・職人とよべる人でしょう。仕事には絶対手を抜かない人でした。短気でせっかちは短所であり長所でした。仕事一途の人生でした。桜堤三丁目という自然に囲まれ、そして温かい人情に溢れたみなさまとの出会い、伊藤家の家族に愛され、さぞかし故人は感謝の言葉でいっぱいだと思います。大好きな満開の桜の中で満足していることと思います。
発病後もご懇切なお見舞いを頂き、故人もさぞかしみなさまからのご厚意を心から感謝しておることと存じます。
私たち一同も、あらん限りの看護をいたしましたが、天寿の致すところでございましょう。八十歳を一期として、性格の通りせっかちに永眠いたしました。本日、斯様に心温まる御見送りを受けまして故人はさぞ満足していることと存じます。
今後は生前の故人に接したと同様、残された遺族にもご厚情を賜りますよう、ひとえに御願い申し上げる次第でございます。
簡単ではございますが、お礼の挨拶にかえさせて頂きます。
誠にありがとうございました。
平成二十六年四月一日
待望のレッスン会