2022年11月02日(水)
カツカレー
代々木駅とか南新宿駅とか徒歩圏内の辺りにある町洋食なお店
レストラン・ポパイ(POPEYE)
50年以上の歴史があるらしく
一度は閉店していたけれど移転オープンして今に至るそう
時々お店の前を通って視界の外れに心の片隅にあったお店
今日はとうとう入ってみた
なれなれしいわけではないけれど心がこもっていると感じられる
「いらっしゃいませ」
揚げ物とか炒め物とかしまくるはずなのに
掃除が行き届いた店内と厨房
こういうお店にはなんともコックコートのシェフが似合う
カツカレーを注文
コックコートのシェフが
注文を受けてから肉にパン粉をまとわせる丁寧な作業
整然とした動き
言葉にするとへんてこりんだけど
もうこの時点で
おいしくなくてもおいしい
そんな気持ちになる
今までの人生で見てきたカツカレーと
今日目の前にあるカツカレーは
見た目だけでは何も変わらない
味も普っ通においしい
とんでもなく尖っていてぶっ飛ぶおいしさに目を見開くこともあるけれど
こういう普っ通のおいしさに安心感すら覚えると同時に目を見開くこともある
カレー専門店ではなかなか出てこないような
かといってお家のカレーともちょっと違う
だけどその延長と思わせてくれるような普っ通のおいしさ
カレー専門店ではないからこそ味わえる普っ通のおいしさ
普通だけどお店カレーとしては希少になっているかもしれない
そんなカツカレーを食べながら
普通があるから奇抜や特別があることを再認識
そして矛盾していたり一貫性が欠けている自分も再認識
でもそれでいいと思っている自分も再認識
まったり食べつつカツを眺めたら
薄い肉を二枚重ねている
口に含んだら歯切れのよさに驚いた
今日も生きてカレー食べた
明日も生きてカレー食べる
ごちそうさまでした