みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌 ミツマタの香りがする梅やんの家

2022-03-21 06:15:00 | 日記


ここ木沢ではミツマタの花が咲いております。夕方、実家に着くとミツマタの香りがしておりました。


一昨日の夜、『木沢村の民族』という本を読んでいたら、父リキさんの名前が載っていました。協力者として。


多分、アメご釣りの話でもしたのでしょう。平成3年ごろの編著です。懐かしい。
さて、梅やんを迎えに行く朝、9時半にマイカーのバッテリーが故障し、チイ叔母に充電器を持って来てもらいました。
待っている合間に、小畠のオガワのエイジ君が野菜を持って来てくれました。梅やんの同級生であるお父さんのことを尋ねてみると、ヒデやんは2年前に亡くなられたという。3年前に来てくれて梅やんと話をしていたのに。こけて脚を骨折して入院してから亡くなったということでした。生きているとばかり思っていたのに。木沢の大災害(平成16年)の時にはリキさんと一緒に温泉に避難して、いろいろお世話になりました。ご冥福をお祈りします。


結局、バッテリーの故障で日和佐へ迎えに行くのが1時間遅くなりました。梅やんが実家に着くと、間もなくフミ叔母とチイ叔母が来てくれました。セツ姉とマサ君も先に来てくれておりました。


ミツマタは陽光を浴びてきれいに輝いています。


お天気が良くて、上の県道を登山の帰りの人が足早に歩いて行きました。


4時から梅やんをきょうだい2人で入浴させてあげました。


夜は梅やんの足関節の可動域訓練をしました。リハビリです。


梅やんは「痛い」と言います。スジを伸ばすのは痛いことでしょう。


でもこの運動をやっておかないと固まってしまいます。
梅やんの調子は良くて、口をつむり鼻で呼吸が出来ております。お陰で昨夜の吸引は寝る前にしてから今朝5時まですることなく眠っておりました。


ヒワサ診療所より梅やんの心臓の血液検査結果をいただいてきました。BNP精密測定ビーエヌピイです。669あり今までの最高でした。正常値は18だそうですから、心不全は500を超えると重症だそうです。
それでも梅やんは元気です。
それでは今日はこの辺で。












みなみの梅やん介護日誌 吉野川旅情

2022-03-19 13:18:00 | 日記


昨日は久しぶりに徳島県下は雨が降りました。ヤギたちは一日中、井内ヤギ農場の小屋に居りました。
今日は雨が上がり、吉野川の水量はわずかに増してながれています。


柔らかに やなぎ青める 吉野川。
私は今日、三好市から阿南市回りで木沢へ向かっています。明日は早朝に日和佐へ梅やんを迎えに行き、数日間の在宅介護をするためです。吉野川の土手の若草を食べるヤギたちはとても元気です。ウグイスがホー法華経と鳴いております。



それでは今日はこの辺で。






みなみの梅やん介護日誌 陽光うららか

2022-03-12 10:12:00 | 日記


昨日は朝から梅やんは出かける用意をしました。娘と何やら言葉を交わしました。


抗原検査を実施してコロナは陰性マイナスでした。


ヘルパーさんが来てくれて着替えを手伝ってくれました。これから日和佐の施設へ行くのです。徳島県の地図を見ると、木沢は中央部、日和佐は県南部にあります。藍住町は県内でも東部に、三好市は県西部になります。こうして見ると木沢の実家は梅やんの在宅介護センターです。ここへ子どもたちが介護にやってくるのです。


チイ叔母が来てくれ見送ってくれました。


ユキ妹にも目で挨拶して行きます。


足を捻挫していたヒヨドリは蜂蜜やミカンのご馳走を振る舞われ1週間で元気になりました。


扉が開け放たれ、名残惜しそうにしばらく居りましたが、やがて林の方へ飛んで行きました。ヒヨドリは、留鳥ですから一生忘れることなく、また来てくれるでしょう。


ヒヨドリがいる山々。


途中でフミ叔母宅により挨拶しました。叔母さんからきれいな梅の花をいただきました。


見事な梅やんの花が咲いています。


梅やんを日和佐へ預けてから、私は一旦木沢へ戻り帰る用意をして、徳島自動車道を通って西へ向かいました。
梅やんは施設に入る時、右手を上げて手を振ってくれました。そういえば、まだ元気な頃の井川町の自宅からデイサービスに行く時も送迎車の中から私を見て手を振って挨拶してくれたことを思い出しました。親といえども歳をとると心細いものでしょう。そして脳卒中になった身体でも目で見て手を振る!見ていた施設の職員が「すごいなあ!」と誉めてくれていました。
私は何度も休憩をとりながら日が暮れる頃に三好市の自宅へ帰りました。
それでは今日はこの辺で。しばらくこの日記は休みます。













みなみの梅やん介護日誌 昨日は在宅介護5日目

2022-03-11 04:19:00 | 日記


昨日は春の良いお天気で気温は14度くらいになっていたようです。梅やんの日課は、5時半に朝目を覚まして吸引、顔拭き、朝食、ヘルパーさんが来てくれたのが8時、関節可動域訓練のリハビリ、吸引をして、11時から庭へ出て日光浴、正午に昼食、ベッドで休憩の後爪切り、4時から自宅のお風呂で入浴。夕方は6時から胃ろうの経管栄養、吸引して8時半から就寝時間でした。


私は昼間には、介護の合間に杉垣の剪定作業やヤギの散髪と削蹄をしました。


雄ヤギの削蹄は角をくくりつけて、後ろ足の一本もくくりつけて4本の足の爪を剪定バサミで切ってあげました。半年ぶりです。雌ヤギは何もくくりつけず削蹄をしました。メスがおとなしくてやりやすいです。


ユキ妹は梅やんに声かけをします。
吸引をしている時に梅やんは、右手が「手だるうてかなわん。」鼻は「こすばい。」などと意思表示の声をあげます。吸引を終わると、「ありがとう。」と言います。
昨日は10日なので5月分の介護の計画をメールでケアマネジャーさんに送りました。5月は連休があるので11日間連続で在宅介護を組みました。ショートステイ利用は16日間の予定です。
今日は梅やんを午前中に日和佐へ送りショートステイします。
それでは今日はこの辺で。






みなみの梅やん介護日誌 ひさしぶりデイサービス

2022-03-10 04:14:00 | 日記


山の淋しい湖に1人木の葉を取りに来たのですが、木頭名や出羽には良い木の葉が有りません。昭和35年の墓標があり、「お菊の墓」と書いてありました。大美谷ダムができた頃の関係者の墓のようです。昨日の午後のこと。


梅やんは昨日ひさしぶりに木沢デイサービスへ行きました。私が送り迎えしました。昨年6月16日以来です。入浴サービスを受けてからフーセンのマリをバレーボールのようにつく遊びをしておりました。フミ叔母がデイに来ており一緒に遊んでくれました。目と手の協応が出来ていました。車椅子に乗って右手だけでボールを叩いて飛ばすのです。


デイサービスのやまびこ荘の玄関には花が咲いておりました。


5時に帰宅してみるとチイ叔母といとこのシゲちゃんが来てくれていました。自家用車から車椅子への移動の動作をカメラで撮ってもらいチェックします。肩車方式の移乗介助です。私は若い頃、法政大学二部柔道部で4年間柔道を学びました。講道館二段です。これが随分と役に立ちます。

ゆっくりと。柔道は相手が怪我をしないように投げて最後は引いて決めるのです。


ブレーキを解除して終わり。一連の形として覚えるのです。


家の中で車椅子の車輪を綺麗に拭きます。


ここからベッドへ移動させます。
この後、ヤギたちには取ってきた木の葉を与えました。
それと、那賀町役場では要介護4になると紙オムツのサービス制度が有るということなので、その申請をしておきました。
それでは今日はこの辺で。