Kind of Good

私の好きなもの

栗仕事、針仕事

2018-10-12 18:00:43 | Weblog
秋と言えば栗。
丹波の上等の栗が手に入り丁寧に皮を剥き渋皮煮を作ることに。
どうしても渋皮に傷がついたものは甘露煮に。
6時間以上、栗の皮むきと格闘。手がだるくなり肩がこるがやめるわけにはいかない。
その後渋皮の渋抜きに、茹でこぼしては漬けておく事の繰り返し。
3日目にようやく砂糖を入れて弱火でコトコト。一晩そのまま冷まして又コトコト。
皮の破れたもので味見をしてこのぐらいで良いかときれいに出来上がったものを食べてみると
やっぱりもう一日、水と砂糖を加えて、コトコト煮ることに。
やる気、根気との戦い。
比べてみると甘露煮は結構簡単に思える。
どうにか目鼻がついたとき、郷から送ってきたとまた栗を頂いた。
栗は日がたつと虫が入って味が悪くなるのですぐに熱湯に入れて漬けておくと鬼皮も剥きやすい。
冷凍室に入れておいても良いそうだが冷凍室もいっぱいなので又一晩夜なべで栗剥き。
「あんたもすきやねえ」と声が聞こえそう。
甘露煮はあんこと栗羊羹やパウンドケーキに。
食べるより作るのが好き。やっぱり秋は栗仕事。

秋と言えばさんま。
焼きたてをダイコン卸とスダチをじゅっとかけて・・・。
でも一人で食べるのは何と味気ないさみしいことよ。

針仕事チクチク。
古いウールの着物をほどき、作務衣の上着を2枚作ろうと、ヘラ台も出さずアイロンと待ち針でずぼらな和裁。
ミシンの調子が悪くて厚手の雑巾のためかとミシンやさんに見てもらうと、
ボビンケースの下糸がきちんと入っていないという簡単な事で。来てもらって申し訳ないくらい。
厚手のものを縫うと無理をしてボビンが上がってしまうようだ。
チクチクと手縫いも結構楽しい。
昔着物を縫っているとき、解くときに「この着物は丁寧に縫ってある」と思ってもらえるようにしなさいと教えられた。
もう今どき着物を解いて縫い直す人も少なくなったが自分が仕立てた着物を数十年ぶりに解いてそういうことだなと良く判った。
少しづつ出来上がっていくのが手縫いの醍醐味。ミシンでは味わえないうれしさである。
何も急ぐことはない。のんびりぼつぼつ手縫いを楽しんでいる。

することがいっぱいあるのはなんと幸せなこと。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿