■ストライク・バック■ 模範的な迷い込み系ですね。いろんな殺し方やってくれたなあ。って案外人数は死んでないんだね。えっと、結局死んだのキチガイ家族三人だけ? そんなもんか、印象との落差がチョイ意外。あの兄弟が怖すぎると思ってたら、あとから帰ってきたとっつぁんがもっと怖くていちいち息子をぶん殴るキチガイどうしの暴力がこれ、何とも生々しかったですな。さぁいよいよ逆襲の瞬間、弟の顔面釣り針ちゅうか顔はりつけちゅうかどうゆう仕組みの罠だったかあれが痛覚表現ナンバーワン。いちばん怖いとっつぁんの被る痛みも負けてはいない。オチンチンに二度受難、しかもトドメは愛犬の牙だもんなあ。ご主人様の個体認識もできんバカ犬かよ、狂犬だったんだね、あの家族にゃお似合いだ。でラストの兄貴は顔面プロペラですか。被害者カップルが二人とも生き残るという大甘の展開のわりには満足度高し。足から股間から顔からあんだけ体のあちこち痛みを表現してくれればそりゃあね。序盤で脚つぶされてから彼氏の活躍がなかったなあ。もうチョイ何かしてくれてもよかったのではないかと。淑女の逆襲劇だからあれでいいのか。
■ストレンジャーズ 戦慄の訪問者■ 巡回殺人鬼グループのお仕事、ワンフェイズがこれです、って設定は『ファニー・ゲーム』とまるっきり同じなんで、なんかこう、サイコパス系とレザーフェイス系って分ける意味あんまりなくなってきたなどうも。それでも顔見せてるかどうかがそりゃ全体のジャンル的印象に浸透するんで、分けときましょうか。あ、でも『ストライク・バック』は顔露出でやってたよなあ。ま、これからはあんま律儀にやるのよしましょっと。でこれって、意外と傑作じゃね? 一種の肩すかし系だけど。肩すかしって、てっきりジェームズだっけ、あのフラレ男がなんか仕掛けてんのかと思ったんですよ、一発逆転、惚れ直し効果を期待してのドッキリかと。傷ついたとか言って何もない外へ車で出てっちゃったり、闖入者と入れ替わりにシレッと現われたり、怪しかったもん。親友を誤射しちゃった瞬間の反応なんぞもわざとらしいというか、それにしてもやりすぎだな、凝りすぎだろ、とかしばらく突っ込んでたんよ。そしたら純粋な被害者でやんのよ。結局ストーリーは何のヒネリもない単純殺人話ときた。あれれって。ただ女を怖がらせるためにだけ作ったようなあのビックリ系に凝りまくった演出は何だったのと。あ、そうだ、俺一つ発見したんだけど、本題に入る前にヒロインが煙草吸ってると、この女酷い目に遭って当然だろ、とっとと切り裂かれろよって思うんだよ。どうしてだろうね。いやあそれにしても、怖がらせんのうまい映画だったね。ジェームズはフラレるわ殺されるわでダブル哀れでしたね。てっきり仕掛け屋かと思わされただけに哀れ度がほんと倍増でした。こういう肩透かしもけっこう気分イイものだな。しかし制作サイドはこれほんとに意図的?
■ビッグハンマー・マサカー■ 馬鹿でかいハンマーがあの輪郭だけで笑える。ただどうも、どいつもこいつもとっとと殺してくれって雰囲気の浮かれバカガキばっかなんで、殺されてもインパクト無いいうかな。ってメンタルな価値皆無なぶん、ひたすらフィジカルなショックで勝負してくれましたねえ。しかも前半、一人一人こっそり殺されていくところが好感持てたね。殺し方も下半身潰しに顔面金網に、まれに見る粗暴系の血しぶき、アバウトさが満足でした。もうチョイ明るめにして見せてほしかったけど。個別のブッ叩きだの気まぐれ拷問だのがご機嫌だったせいで終盤本番のパーティ会場乱入手当たり次第シーンがむしろかすんじゃったかな。そうそう、「死に際の告白」が笑えたっけ。ああいうブラックユーモアって意外と珍しいんで。で何?ラストは放置プレイってこと? うむ、たまにはああいう反カタルシス系もありですかね。かなり雑な映画だったけど、人間的事情なんて省略してただただ血を見せたい本音丸出しの作りがナイスでした。正体不明のお姉ちゃん2人は要らなかったかな。ハンマー男だけで十分。いや、とことん正体不明のレザーフェイスサイドにもいろいろ内部構造があるよ、って厚みを感じさせてはくれたかな、あのバンパイヤっぽい女二人。もしかして被害者の復活した姿?
■NAKED ハンター・キラー■ なんだ、心霊モノになっちゃったか、途中から。でもほんとの霊って確証はないのかな。ラストは何がどうなったんだかさっぱりわかんなかったね。NAKEDシリーズ特有の売りなのかな、ああいうわっかんねー終わらせ方。
■36パスオーエス■ 超不条理ローカルルール系。絶えず補給されてる系。「楽しく過ごせ」ってあなた、それほど理不尽な命令もないでしょうよ。適度な意味わからなさが和めたり。ハンマー持って突如現われるデブおやじのぶよぶよぶりにも笑えたり。新手のコントですな。「無理矢理の楽しさ」がもうちょいギャルたちの表情で見えてたらもっと新奇だったけど。あと後半でわりと平凡なスプラッター映画っぽい追っかけっこになってたけど、せっかくの基本線になってるあの〈明るさ〉で通してほしかったっけな、独特の違和感を保つために。ポロッと見え隠れする真相との対比がスタイリッシュでしょ、って趣旨なんだろうけど。いずれにせよ舞台演劇を脚本最小限変更してただ撮影してみました的な変わり種でしたね。
■キラー・モーテル■ ゾンビゾンビ言ってたからまああの兄ちゃん一応ゾンビだとして、ま、実質、地獄のモーテル系ってか。殺すの主にトッツァンと女将の役だったし。特定かつ明確なる制作意図をもって作った映画だちうから期待したんだが、どこが?て感じ。富士山を背にしたオープニングはなかなか凝り性系の傑作を予感させて楽しみだったんだが、旅館にちらほら案内されてくる客の俯瞰アングルなんかも期待ふくらんだんだが、結局なんだ、進むにつれてただの学芸会に収束たい。で、ラストのあれってまさかオチなの? ゾンビと寝た女、ってのが? なんもオチになってねーじゃん。わざと下品に徹しようとしたらしいところどころのジョーク(かよ?)も、物欲しげな反復がみっともなかった。「チョキできるんだー」「チョキはできませんでしたねー」っていくつのシーンで繰り返してるの。いい思いつきだと思ったんだろうが、くどくど念押さなくていいから。隠語覚えたてのガキですかまったく。
■ストレンジャーズ 戦慄の訪問者■ 巡回殺人鬼グループのお仕事、ワンフェイズがこれです、って設定は『ファニー・ゲーム』とまるっきり同じなんで、なんかこう、サイコパス系とレザーフェイス系って分ける意味あんまりなくなってきたなどうも。それでも顔見せてるかどうかがそりゃ全体のジャンル的印象に浸透するんで、分けときましょうか。あ、でも『ストライク・バック』は顔露出でやってたよなあ。ま、これからはあんま律儀にやるのよしましょっと。でこれって、意外と傑作じゃね? 一種の肩すかし系だけど。肩すかしって、てっきりジェームズだっけ、あのフラレ男がなんか仕掛けてんのかと思ったんですよ、一発逆転、惚れ直し効果を期待してのドッキリかと。傷ついたとか言って何もない外へ車で出てっちゃったり、闖入者と入れ替わりにシレッと現われたり、怪しかったもん。親友を誤射しちゃった瞬間の反応なんぞもわざとらしいというか、それにしてもやりすぎだな、凝りすぎだろ、とかしばらく突っ込んでたんよ。そしたら純粋な被害者でやんのよ。結局ストーリーは何のヒネリもない単純殺人話ときた。あれれって。ただ女を怖がらせるためにだけ作ったようなあのビックリ系に凝りまくった演出は何だったのと。あ、そうだ、俺一つ発見したんだけど、本題に入る前にヒロインが煙草吸ってると、この女酷い目に遭って当然だろ、とっとと切り裂かれろよって思うんだよ。どうしてだろうね。いやあそれにしても、怖がらせんのうまい映画だったね。ジェームズはフラレるわ殺されるわでダブル哀れでしたね。てっきり仕掛け屋かと思わされただけに哀れ度がほんと倍増でした。こういう肩透かしもけっこう気分イイものだな。しかし制作サイドはこれほんとに意図的?
■ビッグハンマー・マサカー■ 馬鹿でかいハンマーがあの輪郭だけで笑える。ただどうも、どいつもこいつもとっとと殺してくれって雰囲気の浮かれバカガキばっかなんで、殺されてもインパクト無いいうかな。ってメンタルな価値皆無なぶん、ひたすらフィジカルなショックで勝負してくれましたねえ。しかも前半、一人一人こっそり殺されていくところが好感持てたね。殺し方も下半身潰しに顔面金網に、まれに見る粗暴系の血しぶき、アバウトさが満足でした。もうチョイ明るめにして見せてほしかったけど。個別のブッ叩きだの気まぐれ拷問だのがご機嫌だったせいで終盤本番のパーティ会場乱入手当たり次第シーンがむしろかすんじゃったかな。そうそう、「死に際の告白」が笑えたっけ。ああいうブラックユーモアって意外と珍しいんで。で何?ラストは放置プレイってこと? うむ、たまにはああいう反カタルシス系もありですかね。かなり雑な映画だったけど、人間的事情なんて省略してただただ血を見せたい本音丸出しの作りがナイスでした。正体不明のお姉ちゃん2人は要らなかったかな。ハンマー男だけで十分。いや、とことん正体不明のレザーフェイスサイドにもいろいろ内部構造があるよ、って厚みを感じさせてはくれたかな、あのバンパイヤっぽい女二人。もしかして被害者の復活した姿?
■NAKED ハンター・キラー■ なんだ、心霊モノになっちゃったか、途中から。でもほんとの霊って確証はないのかな。ラストは何がどうなったんだかさっぱりわかんなかったね。NAKEDシリーズ特有の売りなのかな、ああいうわっかんねー終わらせ方。
■36パスオーエス■ 超不条理ローカルルール系。絶えず補給されてる系。「楽しく過ごせ」ってあなた、それほど理不尽な命令もないでしょうよ。適度な意味わからなさが和めたり。ハンマー持って突如現われるデブおやじのぶよぶよぶりにも笑えたり。新手のコントですな。「無理矢理の楽しさ」がもうちょいギャルたちの表情で見えてたらもっと新奇だったけど。あと後半でわりと平凡なスプラッター映画っぽい追っかけっこになってたけど、せっかくの基本線になってるあの〈明るさ〉で通してほしかったっけな、独特の違和感を保つために。ポロッと見え隠れする真相との対比がスタイリッシュでしょ、って趣旨なんだろうけど。いずれにせよ舞台演劇を脚本最小限変更してただ撮影してみました的な変わり種でしたね。
■キラー・モーテル■ ゾンビゾンビ言ってたからまああの兄ちゃん一応ゾンビだとして、ま、実質、地獄のモーテル系ってか。殺すの主にトッツァンと女将の役だったし。特定かつ明確なる制作意図をもって作った映画だちうから期待したんだが、どこが?て感じ。富士山を背にしたオープニングはなかなか凝り性系の傑作を予感させて楽しみだったんだが、旅館にちらほら案内されてくる客の俯瞰アングルなんかも期待ふくらんだんだが、結局なんだ、進むにつれてただの学芸会に収束たい。で、ラストのあれってまさかオチなの? ゾンビと寝た女、ってのが? なんもオチになってねーじゃん。わざと下品に徹しようとしたらしいところどころのジョーク(かよ?)も、物欲しげな反復がみっともなかった。「チョキできるんだー」「チョキはできませんでしたねー」っていくつのシーンで繰り返してるの。いい思いつきだと思ったんだろうが、くどくど念押さなくていいから。隠語覚えたてのガキですかまったく。
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